元・手術室看護師が語る!手術室で起きる“医師と看護師のトラブル回避のコツ”を教えます!

手術室では、医師と看護師が一丸となって手術を行います。
そのためコミュニケーションがとても重要ですが、時には食い違い、いざこざが起こることもあります。

今回はそんなトラブルの予防法と対処法について元オペ看ライターがご紹介します。

看護師vs当日急に準備が必要な要求してくる医師

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手術室では、手術によって特殊な器械や衛生材料を使うことが多いため、必ず手術の前日に必要物品を医師に確認しています。
術式や執刀医などによって、大体使うものは決まっていますが、たまに異なることもあるためです。

例えば、デモや新しい器械・衛生材料を導入した、業者もちこみ物品がある、というときは、それらの使用の有無を前日に確認しています。
当日では発注や準備が間に合わないことがあるためです。

医師からの要求がある場合はもちろんですが、看護師も術式を考えて、要求がなくても確認します。

こうして、当日もれがないようにしていますが、ごくたまに当日になって急に医師からそれらを要求されることがあります。
看護師からすれば「そんなの聞いてない!」ということになりますね。

この場合は医師に責任があることが多いと思いますが、看護師の確認不足ということあります。
この場合、なければ代替品で対応してもらうしかありません。

要求した・しない、いつも使っているから当然使う、というような点でいざこざが起こることがありますが、これも完全に“コミュニケーション不足”です。

患者によりよい医療を提供するには、その患者に合った手術が必要なので、事前にしっかりとコミュニケーションをとることが重要なのです。

看護師vs理不尽なイライラをぶつけてくる医師

長時間の手術になると、執刀医も疲れてイライラすることがあります。

特に心臓血管外科や脳神経外科など、細かい操作が必要、かつ長時間手術となる診療科には珍しくありません。
医師も執刀に集中すると、何も言わずに器械を要求してくることがあります。

その場合、器械は看護師が術野を見て流れを考えて器械を渡すことになりますが、ここでも必ずコミュニケーションが必要です。

そこで黙って違う器械を渡してしまうと大変です!中にはかなり怒る医師もいますが、これも完全な“コミュニケーション不足”です。

ベテラン看護師になると、流れを見て確実に器械を渡せるようにもなりますが、必ずしも全員ができるとは限りません。

医師も佳境に入ると無口になったり、器械を投げてよこす、怒鳴る!なんてこともありますが、これではもう最悪です。

理不尽に怒る医師はもちろん悪いですが、でも、もしかしたら看護師側の知識不足が原因でスムーズにいっていないこともあるかもしれません。

患者によりよい医療を提供するには、術式や流れをしっかりと頭にたたきこみ、医師と看護師がお互いに気持よく手術を行える環境を整えることが大切です。
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まとめ

“コミュニケーション”をとることはかなり重要です。
どんなときも一つ一つ確認を行い、患者に最高の医療を提供できるよう、よりよいチームを形成していきましょう!

<ライター紹介>
雪葉
看護大学を卒業後、整形外科病棟を勤めたのち手術室に配属。
オペ看に見えない!と初対面の人に言われるほどのおっとり者。

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