インフルエンザの歴史と基礎知識|在宅医療の基礎知識

インフルエンザのワクチン接種が各病院でスタートしたこの時期、改めて知っておきたいインフルエンザについて、風邪との違いやその歴史など基本的な基礎知識をおさらいしておきましょう!

そもそも、風邪とインフルエンザってどう違う?|在宅医療の基礎知識

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一般的に風邪は様ざまなウイルスによって起こりますが、普通の風邪の症状は喉の痛み、鼻水、くしゃみ、咳などが中心で、全身症状はあまり見られません。

発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。一方、インフルエンザの症状は38℃以上の高熱に加え、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く現れるのが特徴です。

症状が悪化すれば、気管支炎や肺炎などを併発するケースもあり、特に体力のない子どもはまれに急性脳症を併発したり、高齢者や免疫力の低下している人の場合、肺炎を伴う重症に陥ることがあります。

インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)の歴史

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インフルエンザの流行は科学的に存在が証明されているのは1900年頃からで、毎年の流行に加えて数回の世界的大流行が知られています。

中でも、1918年から流行した「スペインインフルエンザ(原因ウイルス

「新型インフルエンザ」とは

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2009年に世界中で拡大の兆しが警鐘された新型インフルエンザ。日本各地でも感染者の報告がなされました。新型インフルエンザとは新たにヒトからヒトに伝染する能力を有することとなったウイルスを病原体とするインフルエンザです。

この新型インフルエンザは一般的に国民が免疫を獲得していないことから、全国的かつ急速なまん延により国民の生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められているものをいいます。

2009年、WHO(世界保健機関)より世界的大流行(パンデミック)を意味するフェーズ6に引き上げられた新型インフルエンザは、遺伝子が豚インフルエンザのものに似ていることから、確認当初は豚インフルエンザと呼ばれました。

その後の研究で、今回のインフルエンザが豚インフルエンザウイルスの遺伝子のほかに、鳥インフルエンザウイルスおよびヒトインフルエンザウイルスの遺伝子も持つことが確認されています。

豚インフルエンザウイルスは、定期的に豚にインフルエンザの大流行を引き起こしています。通常、ヒトには感染しませんが、米国等では散発的にヒトへの感染も報告されています。

いかがでしたか?意外とインフルエンザについて、うろ覚えだったこともあったのではないでしょうか?
これからがハイシーズンのインフルエンザ。しっかり対策していきましょう!

出典:厚生労働省HP

 

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