【2015年】今年流行しそうなインフルエンザ情報!|在宅医療の基礎知識

2015年も残すところあと1ヵ月ほど。

空気が乾燥するこの時期に怖いのが風邪やインフルエンザですよね。
例年だとインフルエンザは毎年12月くらいからピークが始まり、3月頃まで振るいます。

そろそろ注意が必要な今年のインフルエンザについてご紹介します!

まず、インフルエンザの型の違いをおさらい|在宅医療の基礎知識

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インフルエンザには、まず大きく分けて A型・B型・ C型が存在します。

A型はヒト・トリ・ブタ・ウマ等の間で感染します。
A型の特徴は、さらに細分化された亜型の多様さで、その数は144種類。2009年に世界的な大流行(パンデミック)を起こした新型インフルエンザはこのA型の1つです。また、ニュースなどで話題になる鳥インフルエンザや豚インフルエンザもこのA型に属します。

B型はヒトの間でのみ感染すると言われています。
亜型は存在せず、山形系統とビクトリア系統という2つの系統のみが存在します。毎年、冬場を中心に流行を繰り返すのは、このA型とB型です。

そして、C型もヒトのみで感染するのですが、ほとんど流行することはありません。
また亜型や系統は存在しません。小児に感染することが多く、大人が感染しても風邪程度の症状しか認められないこともあります。

2015年、インフルエンザは何型が流行りそう?

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過去、“B型”は、2年に1度の割合で流行を繰り返してしましたが、ここ2、3年では、毎年流行する傾向にあり、今年も懸念されています。B型インフルエンザは高熱が出ない場合があり、症状がわかりにくいため、周囲への感染拡大に注意が必要です。

A型とB型は毎年流行を繰り返すだけでなく、感染した際に症状が重くなることが多いのも特徴です。大規模な流行も懸念されることから、ワクチンでの予防対策はとても重要です。

ちなみに、接種するワクチンの型は毎年WHOの予測等を踏まえ、国立感染症研究所で検討され、厚生労働省で決められています。

インフルエンザの型ごとの症状の違いについて

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このように毎年流行が危ぶまれる“B型”ですが、そもそも型ごとに症状にどんな違いがあるのかご紹介します。

まず、A型とB型の間では症状の傾向に違いがあります。インフルエンザの特徴の1つに38度以上の高熱があげられますが、B型に感染した場合、A型よりも高熱を出しにくい傾向のため、インフルエンザとは思われず、ただの風邪だと放置されるケースがあります。

またB型のほうが、消化器症状がでやすい傾向にあるようです。さらに、小児にみられる二峰性発熱は、B型に感染した際に起こりやすいといわれています。

適切な薬で治療した場合、B型はA型よりも解熱までの時間が長く、1.5~2日程度が目安となります(A型は1日程度)。これより熱が長引く場合には、合併症の可能性も考えられます。また薬で解熱しても、ウイルスが消滅したわけではなく、感染力を持ち続けているので、特に体内のウイルスの残日数が長いと言われているB型の場合は、感染拡大への配慮がとても重要です。

※引用・出典/厚生労働省HP  国立感染症研修所HP

 

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