イギリスで突然の激痛! 保険に入っていて良かった病院での出来事|元医師めぐみの海外滞在記vol.1

イギリス在住の元医師ライターめぐみです。
今回からシリーズでイギリスと日本の2国の病院や医療事情についてコラムを担当します!

初回の本日はイギリスの病院と保険制度について。
皆さんは、海外で突然病気にかかって病院を受診したことはありますか?私が実際にイギリスでお世話になったプライベート病院での出来事を紹介します!

イギリス滞在中に突然の腹痛!さてどうする?

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イギリスに数年滞在することとなり、元来健康!と思っていたものの、無難に日本出国前に海外保険に入りました。

イギリスは医療が無料で受けられる、NHS(国民保険サービス)という制度があるのですが、対応や質がひどい!と聞いていたことから、絶対受診するならプライベート病院に行きたいと思っていました。

※プライベート病院は治療費は全て自己負担となり(保険は利用可能)、高額ですが、スタッフや設備は充実しているんです。

保険が活躍する場面は突然やってきました。
就寝前に突然の腹痛。差し込むような激しい痛みが止まらず、夜に油物を食べたこともあって、これは胃潰瘍もしくは胃が穿孔(もともと胃が少し弱かった)したに違いない!と思い、夜中の悪夢の5時間ほどをなんとか乗り切り、朝急いで、保険会社に連絡をとってプライベートの病院にかかりました。

保険を利用してプライベート病院初受診

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プライベート病院は、消化器専門の医師がいたので、すぐに専門医に診察してもらえました。診察の時には、症状が落ち着いてきたことと、上部消化管内視鏡がその日は使えない日だったことから、翌週内視鏡を受けました。

プライベート病院のなんとも優雅なこと。日本の外来では、10分診療と言われるほど、まるで回転ずしのように患者さんが入れ替わり立ち替わりですが、こちらのプライベート病院では、1時間に1人枠で、甲斐甲斐しく看護師さんやスタッフの方が世話をしてくれます。

初めての激痛で、もう緊急手術かもしれない!と、不安だったので、すぐに専門医に診てもらえて、検査もスムーズに行ってもらえて安心しました。ちなみに、胃はきれいで、機能性ディスペプシアかな、という曖昧なかんじで終焉を迎えました。

見直した!日本の医療の素晴らしさ

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私は保険に加入していたのですが、もし、これが保険に入っていなかった場合、プライベート病院にかかると、診察だけでも初診料と合わせて1万円以上しますし、検査なんて入れたら、10万円は軽く超えます。

じゃあ、パブリックの病院にかかればいいのでは?と思うかもしれませんが、ここはロンドン。診察予約だけで、2週間先、予約したのに4時間待ち、専門医には診てもらえない、内視鏡検査なんて絶対無理です。そもそも、緊急以外、短期旅行者はNHSを使用することはできません。

医療が無料ではないものの、手頃な値段で、すぐに専門科で診察してもらえる日本って実は素晴らしい!

まとめ

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今回は、イギリスにおけるプライベート病院の医療に関してお伝えしました。

短期旅行であっても、海外滞在中は何がおこるかわかりません。医療現場と同様に、自分の健康に関してもしっかりリスクマネージメントをすることで、不測の事態に備えましょう!

<ライタープロフィール>
-めぐみ-
日本で医師として働いていたものの、夫の仕事の関係で一時的にイギリスに滞在中。元医師の視点でイギリスの医療をお伝えしていきます。

イラスト制作/青木優生子 http://www.ucoaoki.com/

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