字と言葉の汚さは命取り!療養病棟の看護師を悩ますドクターのメーワクな指示

状態が落ち着いた患者さんばかりで、医師が様子を見に来るということ自体が少ない療養病棟…。看護師が指摘しないと何ヶ月も指示や薬の追加・変更なしということも実際あります。
そんな療養病棟に潜む、意外と多い『落とし穴』ともいえるミスの源についてお話していきます!

看護師はなんでも医師から指示をされるの?

看護師の仕事のうち、「療養上の世話」と分類される日常生活のお世話については看護師の判断である程度可能なのです。

しかし、「診療の補助」にあたる部分に関しては、点滴や薬の投与など患者の命に大きく関わるため、必ず医師の指示のもとに実施しなければならないことになっています。

カルテの電子化は、実はこのため?!

では、どんな時にその医師の指示で困るのか…?

病状の安定している方が多い療養病棟といえど、高齢化のすすむ最近の療養病棟では心筋梗塞や脳梗塞などで急変されることも少なくありません。

そして、そんな時はすぐ医師にコールすると同時に、事前にカルテに記載された医師の「急変指示」を確認し、
「収縮期血圧180以上で◯◯(薬剤名)◯ml+生食◯ml 1ml/hで開始」
「SpO2<90%で酸素1Lから投与開始(5Lまでup可)
など、状態に応じて書かれた指示を確認し、医師が来る前にひと通りの処置をします。

ただ、その指示が書いてあるカルテが昔ながらの「紙カルテ」という、医師が直筆で書くカルテである場合、「収縮期血圧180以上でニカルピン◯ml+生食◯ml 1ml/hで開始」という指示でも「二タルピノ…を◯ml、いや、何g…、生食◯mlに溶いて…???」と、そこが肝心なの!!というポイントに限ってどう頑張っても読解不能ということが…。

日中なら書いた本人(主治医)に聞いたり、他の医師に指示を仰いだりするのですが、急いでいる時に限って何度も医師に確認したり薬剤の手配をし直したりと、とっても面倒なことに…。

言葉にもどうかお気をつけて!

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紙カルテに指示を細かく書いたり、電子カルテでも入力する暇のないときは、看護師のリーダーへ直接電話で指示を出す医師がいます。

そうした口頭での指示は原則NGですが、どうしてもオペ中や急ぎで今書いてる暇がない!という場合は口頭でも指示を受けることがあります。
が、それも医師によっては「ーーーを、◯して、血圧がーったら◯を入れて様子みて!じゃあ(ガチャ)!」と、一方的に早口でまくしたてた挙句、聞き返す間もなく切られたり、ボソボソ小声で何も聞き取れなかったり…。

結局忙しいなか確認のために電話をかけ直したり、近くのスタッフ経由で聞いてもらったりと、あの手この手で何度も確認しながら対応することに。

まとめ

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このように、看護師を悩ませる医師の指示の数々。

仕事熱心だし、決して悪気はないのだろうけど…患者さんの安全のためにも、やっぱり人の気持ちになって、日頃からはっきりくっきりと、美しい文字と言葉を使うよう意識してほしいものですね!

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