訪問介護の「初回加算」とは?|訪問介護の基礎知識

『訪問看護の初回加算=200単位』 それだけを覚えている方も多いのではないでしょうか?
初回加算とは一体何なのか、どういう時に算定できるのか、ということについてまとめてみました。

(2017年2月時点)

訪問介護の初回加算って何?|訪問介護の基礎知識

初回加算には3つの種類があります。

1つめは利用者さんが初めて訪問介護事業所を利用する、新規の場合につく初回加算です。極端な例ですが、毎月事業所を変更している場合は、毎月加算されます。

2つめは、介護予防支援初回加算です。要支援の認定で介護予防サービスを利用していた方が、要介護の認定となり介護保険サービスの利用をはじめることになった場合に加算されます。
また、今まで要介護の認定を受けていた方が要支援に変更になった場合も加算されます。

3つめは、過去2か月間(暦月)、訪問介護サービスを受けてない場合、改めて訪問介護サービスを利用しはじめる場合です。利用者さんが長期入院されていた場合などに加算されます。

初回加算の算定要件は?

「指定訪問介護事業所において、新規に訪問介護計画を作成した利用者に対して、初回若しくは初回の指定訪問介護を行った日の属する月に指定訪問介護を行った場合に1月につき所定単数を加算する。」

何やら難しい文章に見えますね。

要は、初回のサービスを、サービス提供責任者が自ら提供した、または、サービス提供責任者が他のヘルパーと同行し提供した場合に算定できるということです。初回ではなく、初回訪問した同じ月に上記のサービス提供があった場合もOKです。
同行の場合は、必ずサービス提供記録に同行者としてサービス提供責任者の名前を記載することが必須となるので、気をつけましょう。

初回加算に利用者様の同意は必要?

「初回加算は要件に合致する指定訪問介護を行った場合に、当然に算定されるものである。したがって、その都度、利用者からの同意を必要とするものではないが、居宅サービス基準第8条に基づき、事前にそれぞれの加算の算定要件及び趣旨について、重要事項説明書等により利用者に説明し、同意を得ておく必要がある。」

つまり、契約時等に料金の説明をする際に併せて説明しておかなくてはならないということです。契約時は契約書、重要事項説明書の読み合わせ、説明をしていると思いますので、特に問題ありません。

初回加算で間違えやすいケース

ケアマネが変更になった場合や居宅支援事業所が変更になった場合には、初回加算はつきません。予防介護の方が総合事業に移行した際もつきません。なぜなら、計画内容が変更になった訳でもなく、サービス自体が変更になった訳でもないからです。
サービス提供責任者が計画書を作成し、利用者さん宅に訪問しサービスを行う、または同行指導する分の報酬が初回加算だと考えれば、覚えやすいと思います。

色々な加算について正しく理解しましょう

「初回加算」よく聞く言葉ですが、正確に理解されている方はもしかしたら少ないかもしれません。介護保険には、様々な加算や減算があります。
テストがある訳じゃないしと、読み流している方も多いと思いますが、理解した上でお仕事をするともっと楽しく、内外から頼られる人になれるはずです!

 

writer
kaori

商社OLから訪問介護の世界に転職。ヘルパーステーションにてサービス提供責任者として勤務し、介護福祉士、ケアマネ、福祉用具専門相談員の資格を取得。

介護職員処遇改善加算とは?|訪問介護の基礎知識

2017.02.22

訪問介護における特定事業所加算とは|訪問介護の基礎知識

2016.06.29

【無料公開中】人気記事を資料にまとめました!

資料ダウンロード「感染予防」