訪問入浴のサービス内容と制度|訪問介護の基礎知識

訪問入浴のサービスは、自宅で入浴の出来ない方にとっては、必要なサービスです。身体を清潔に保ち、気持ちよく生活をするためには、入浴はとても大切です。訪問入浴のサービス内容、どのような制度を利用すればよいのか、解説していきます。

(2016年6月時点)

1.訪問入浴とは?|訪問介護の基礎知識

訪問入浴とは、自宅の浴槽で入浴することが困難な方が利用するサービスです。移動入浴車で訪問し、浴槽を自宅に持ち込み、自宅の部屋で入浴をすることができます。浴槽は、横になったまま入浴ができるような作りになっているため、寝たきりの方でも利用することができます。

専門のスタッフが3名体制で訪問をします。看護師も同行してくれますので、入浴前の血圧、体温などの体調をチェックして、入浴でき、安全に入浴することができます。
入浴により、身体を清潔に保つことで、感染予防になります。また血行が良くなり、褥瘡の予防にもつながるサービスです。

2.訪問入浴はどのような人が利用するの?金額はどのくらい?

訪問入浴は、寝たきりの人や自宅で入浴できない、デイサービスにも行けない人が利用されます。
訪問入浴の看護師は、入浴前の血圧、体温、脈拍などを測定し、入浴をしても問題ない体調であるか確認をします。もし体調が難しい体調の場合は、浴槽に入るのではなく、身体を拭くことに変更してくれます。体調を確認して入浴をしてくれますので、病状が不安定な方にも利用できるサービスです。
金額については、介護保険の費用負担分とその他交通費になります。
介護保険の費用負担分は以下のような体系になっています。pixta_21977290_S-1-min

3. 利用するにはどうしたらよいの?

訪問入浴は、介護保険制度で提供されるサービスになります。ですので、介護保険を申請して、要介護認定を受ける必要があります。要介護認定を受けたあとは、ケアマネージャーへ相談をし、どこの訪問入浴の会社を利用するか決定します。

訪問入浴の会社が決まったら、主治医へ訪問入浴をしても問題がない身体の状態か確認を取ります。訪問入浴の会社によっては、入浴可否の意見書を主治医の先生へ依頼することもあります。そこに記載された入浴中止の血圧を守りながら、入浴をすることになります。

4. 具体的にどのようなことをしてくれるの?

看護師が入浴前の血圧、体温、脈拍などを測定し、入浴をしても問題ない体調であるか確認をします。もし体調が難しい体調の場合は、浴槽に入るのではなく、身体を拭くことに変更してくれます。
体調に問題がない場合には、入浴の準備を行います。移動入浴車に積んである浴槽を部屋で組み立て、入浴車からお湯を流し、浴槽にお湯をためます。
入浴が始まると、洗髪・体を洗うことは、介護職員が介助してくれます。入浴後は、希望すれば、保湿クリームや軟膏を塗ることや、シーツ交換、爪切りなども行ってくれます。

5.訪問入浴を知って、情報提供できるようにしましょう

訪問入浴は、自宅で入浴ができない方にとって、身体の清潔を保つために必要なサービスと言えます。また入浴により、血行も良くなり、褥瘡の予防や体内の老廃物の解消の効果が期待できます。

ターミナルケアの方や、寝たきりの方など、訪問看護、訪問介護では入浴介助が難しい方もいます。そのような場合に利用できるサービスとして、いざというときに利用者、ご家族へ情報提供できるよう、知識を持ってケアにあたりましょう。

writer
もりぞう

福祉系学校を卒業し、11年医療ソーシャルワーカーとして医療機関に勤務。その後、一生を通じた支援をしたいと思い、介護支援専門員へ転身。
現在34歳。東京都渋谷区の居宅介護支援事業所の管理者・ケアマネージャーとして在宅介護の相談・支援を行っている。

保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員

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