介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格情報|訪問介護に役立つ資格

介護支援専門員は、介護保険制度の中核を担っている資格。利用者の日常は介護支援専門員が、どのようなケアプランを作るのかによって、影響を与えます。適切なケアマネジメントを行うために、資格取得には様々な知識の習得を求められます。

普段、連携をとっている介護支援専門員とは、どのような資格なのか解説します。

(2016年6月時点)

1.介護支援専門員(ケアマネージャー)とは?|訪問介護に役立つ資格

介護支援専門員(通称:ケアマネージャー)は、介護保険法では、このように定義されています。

「介護支援専門員とは、要介護者等からの相談に応じ、及び要介護者等がその心身の状況に応じ適切な居宅サービスまたは施設サービスを利用できるよう市町村、居宅サービス事業を行う者、介護保険施設などとの連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術を有するものとして省令で定めるものをいう」

解釈すると、介護や支援が必要な人の相談にのり、自立した日常生活が送れるよう、様々なサービスと連携をし、マネジメントするための専門的な知識を有しているということですね!

2.介護支援専門員はどのような仕事をしているの?

介護を必要としている利用者の希望、ご家族の希望を伺い、状況に応じ適切なケアプランを作成し、必要なサービスを利用できるようコーディネートする仕事です。
働く職場は、地域で生活している人の相談に応じる「居宅介護支援事業所」や、「地域包括支援センター」、その他「地方自治体」「介護施設」などがあります。
ケアプランの作成し、実施し、評価していくことが中心となりますので、その過程で必要な援助は行います。そのため相談の内容は多岐にわたります。

3.資格を取得するには、どうしたらいいの?

受験資格は厳しく、定められた医療・福祉系(医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士等)の資格を所有していて、5年の実務経験が無いと、受験資格は得られません。

試験は、2014年までは、所有する資格によって、受験免除となる試験範囲がありましたが、2015年より、受験免除制度はなくなり、受験者全員が全問解答する形の試験へ変更となりました。
また、試験に合格しても、すぐに介護支援専門員として名乗れるわけではありません。
演習、実習形式で行われる実務研修を受けて、研修を修了することで、初めて介護支援専門員を名乗ることができます。

4.取得すると、どんなメリットがある?

介護支援専門員を取得すると、知識の幅が広がります。試験科目には、医療に関することや、社会保障制度のことなどが含まれています。
普段は、ケアのことに集中し、仕事をしていますが、介護支援専門員の勉強をすると、視野が広がり、今まで気が付かなかったことに気が付くことができます。

また、介護保険制度の仕組みもわかりますので、「だからこうなっていたんだ」と疑問に感じていたことが、納得できるなんていう場面に直面することもあります。
介護支援専門員を持っていると、ケアマネージャーからの信頼も得られやすいと思います。

5.介護支援専門員資格で広い知識を得ましょう

介護支援専門員は、仕事内容の範囲はきっちり決められていません。仕事の特殊性から仕事の範囲は決められないものです。そのため、色々な相談を受け、それに対応できる幅広い知識が必要となりますので、試験科目も様々な科目が含まれています。

その幅広い知識は、訪問看護、訪問介護にも応用することができます。介護支援専門員の資格を通して、自分の知識を広げてみると、また違った世界が見えるかもしれません。よりよい看護・介護を提供するために、取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

writer
もりぞう

福祉系学校を卒業し、11年医療ソーシャルワーカーとして医療機関に勤務。その後、一生を通じた支援をしたいと思い、介護支援専門員へ転身。
現在34歳。東京都渋谷区の居宅介護支援事業所の管理者・ケアマネージャーとして在宅介護の相談・支援を行っている。

保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員

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