居宅療養管理指導(医師、歯科医師、歯科衛生士、薬剤師による)のサービス内容と制度|在宅医療の基礎知識

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介護保険制度のサービスの一つである、居宅療養管理指導。あまり聞き慣れないサービスではありますが、サービス内容をしっかり理解すれば、需要のあるサービスだとわかるでしょう。居宅療養管理指導を利用し、日常生活を健康に過ごすために必要なアドバイスを受け、健康を維持していくには、必要なサービスの一つだと言えます。

(2016年6月時点)

1.居宅療養管理指導とは?|在宅医療の基礎知識

居宅療養管理指導とは、利用者の自宅に医師、薬剤師、管理栄養士などが訪問し、在宅生活を送るうえで必要な指導や助言を行ってくれます。居宅療養管理指導には、「ケアマネージャーが作成するケアプラン作成のために必要な情報提供を行う」ということも、サービス内容に含まれていますので、医療との連携が必要な場合にも利用できるサービスになります。
訪問してもらう職種(医師・薬剤師・管理栄養士等)によって、月の訪問数に上限があります。

2.居宅療養管理指導のサービス内容とは?

どの職種のスタッフが訪問するかによって、サービス内容が違ってきます。

・医師、歯科医師による居宅療養管理指導
定期的な訪問(月2回まで)を行い、利用者の健康状態の管理を行い、必要な助言・指導を行います。

・薬剤師による居宅療養管理指導
医師の指示に基づいた、薬に関する管理指導を行います。訪問時に薬カレンダーに薬をセットするといったことも行ってくれます。

・管理栄養士による居宅療養管理指導
低栄養、食制限等がある方に対して、栄養指導を行います。

・歯科衛生士による居宅療養管理指導
歯科衛生士が訪問し、口腔内の清掃や義歯の清掃に関する指導を行います。

・看護師による居宅療養管理指導
サービス利用開始から6ヶ月利用できます。看護師が訪問し、療養生活上の相談を伺い、必要な助言・指導を行います

3.居宅療養管理指導を利用する人とは?

介護保険制度を利用するサービスになりますので、要介護認定を受けており、「要介護1~5」「要支援1、2」の方が対象となります。医師の訪問の場合、自分で通院できる方は対象とはなりません。身体的に通院が困難な方に限られます。

薬剤師や管理栄養士、歯科衛生士、看護師が行う居宅療養管理指導の場合は、指導・助言の他に必要に応じて医療的な処置も行うこともありますが、医師が行う居宅療養管理指導では、実際の医療行為は行えません。そのため医療行為が必要なく、病状が安定している人が対象となってきます。

4.居宅療養は、往診・訪問診療と何が違うの?

居宅療養管理指導と往診・訪問診療はとても似ているサービスですが、大きな違いがあります。

まず1つ目は訪問回数が違います。居宅療養管理指導は月2回までという決まりがありますが、医療保険制度で行う往診・訪問診療は必要があれば、上限なく訪問できます。

2つ目として、医療行為に違いがあります。居宅療養管理指導では医療行為は行えないことになっています。居宅療養管理指導を利用していて医療行為が必要な場合や、臨時の往診などが必要になった場合、医療保険制度の往診・訪問診療を利用することになります。不安定な身体状況の場合には、往診・訪問診療を利用する形となることが大きな違いです。

5.居宅療養管理指導は、アドバイスをもらうサービス

居宅療養管理指導は、在宅生活を送る上で健康に生活するための助言・指導を受けるサービスです。そのため、治療が必要な場合には、医療保険制度の訪問診療を利用する形になりますので、注意が必要です。

「体調は安定しているけど、専門家に日常生活のアドバイスが欲しい」というような場合に利用すると、役に立つ情報提供をしてくれるため、健康維持していく上で必要なサービスと言えるのではないでしょうか。

writer
もりぞう

福祉系学校を卒業し、11年医療ソーシャルワーカーとして医療機関に勤務。その後、一生を通じた支援をしたいと思い、介護支援専門員へ転身。
現在34歳。東京都渋谷区の居宅介護支援事業所の管理者・ケアマネージャーとして在宅介護の相談・支援を行っている。

保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員

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