精神保健福祉士の資格情報|訪問介護に役立つ資格

福祉三大国家資格の一つである、「精神保健福祉士」

訪問介護では利用者との信頼関係を構築することから、ケアが始まります。認知症などの精神疾患を持っている方は、信頼関係を築くのに時間がかかったり、難しく感じることもあるかと思います。精神保健福祉士の知識がそんな時に大いに役立ちます。

(2016年6月時点)

1.精神保健福祉士とは?~資格概要~|訪問介護に役立つ資格

精神保健福祉士とは、精神的な疾患を抱えている方の様々な相談に応じる、精神面に特化した相談援助専門職の国家資格です。社会福祉士の精神面に特化した国家資格とも言えるかもしれません。

職種の中に精神科ソーシャルワーカー(PSW)というものがありますが、この職種は精神保健福祉士の取得者が行っています。
主な仕事は、精神的な障がいのある人が抱えている生活の困りごとを、一緒に考え、歩んでいくお手伝いをする仕事です。医療機関や、精神障がい者の社会復帰施設などで、仕事をしています。

2.資格取得までの流れ

精神保健福祉士の資格を取得するための受験資格を得るためには、いくつかの方法があります。ここでは代表的なものをお伝えします。

1つ目は、4年制大学で指定された科目を履修し、決められた時間数実習を行うと、卒業と同時に受験資格が得られます。
2つ目は、短期大学、専門学校で指定された科目を履修し、決められた時間数実習を行い、卒業後、1年間の相談援助業務に従事すると受験資格を取得できます。
3つ目は、4年制大学で指定された科目を履修することなく卒業し、精神保健福祉士の取得をする場合、精神保健福祉士一般養成施設などで、1年間勉強をし、精神保健福祉士として必要な知識及び技術を習得し、決められた時間数実習を行うと、受験資格を取得することができます。

社会人になってから取得する場合は、3つ目の方法になり、学校に通う必要があります。

3.精神保健福祉士の試験はどんな内容?

試験範囲がとても広くなっており、17科目の中から、163問出題されます。
解答はマークシート方式で五者択一になっています。試験問題全体の得点のうち60%を合格の目安とし、その年の試験の難易度によって、合格点が修正されます。
社会福祉士を取得している方は、試験科目の一部免除を受けることができます。その場合、6科目80問の試験となります。
試験は、年に1回、1月に行われ、3月中旬に合格発表が行われます。

社会福祉士を取得している場合は、試験科目の一部免除があるため、精神保健福祉士も取得する方も少なくありません。

精神保健福祉士の合格率は、60%位で毎年推移しています。社会福祉士より合格率の良い資格ではありますが、試験範囲が広いため、時間をかけて勉強をする必要があります。しっかり勉強すれば、取得できる資格です。

4.どんなところで精神保健福祉士は働いている?

資格取得後は、精神科病院、総合病院の精神科などの医療機関で精神科ソーシャルワーカーをする方もいます。また地域の精神障がい者を対象とした作業所、グループホームなどで障がい者の自立を助ける支援をする方もいます。

ここ最近は教育現場にも、精神保健福祉士がおり、スクールカウンセラーとして活躍されている方もいます。年々活躍の場は広がってきています。

5.訪問介護のどんな場面で資格を活かせる?

「介護福祉士」と「社会福祉士」「精神保健福祉士」は福祉三大国家資格と言われています。
「社会福祉士」と「精神保健福祉士」の業務指針は似ているところもありますが、精神保健福祉士では、精神障がい者の相談援助に関する専門職です。
訪問介護の利用者には認知症などの精神疾患を患っている方もいるかと思います。精神保健福祉士を取得していると、精神疾患の方の理解が深まりますので、ケアに活かすことができ、信頼関係がうまく築けることにつながるかもしれません。

精神疾患の方との信頼関係を築くのは、時間がかかり、難しい場合もあります。そんな時のために、精神保健福祉士を取得して、活かしてみてはいかがでしょうか?

 

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