訪問介護事業を行うために満たすべき指定基準とは|訪問介護の基礎知識

訪問介護や訪問看護を開設・継続していく上で、必ず守らないといけないもの、それが「指定基準」です。その指定基準はどのようなものなのか、指定基準が満たされなくなった場合、何が起こるのか、解説します。

(2016年6月時点)

 

訪問サービスの指定基準って何?|訪問介護の基礎知識

指定基準とは、介護保険制度の事業所を開始・運営にあたり、満たされないといけない基準のことを言います。大きく「人員基準」「設備基準」「運営基準」などがあげられます。

指定基準は、介護保険制度の改正のたびに変更される場合があり、事業所を立ち上げてからも、指定基準の動向については、理解しておきたいものです。
訪問介護を行う上で、最低限達成しておかないといけない条件ですので、定期的に指定基準に満たしているか、確認することが必要になります。

人員基準はどうなっているの?

人員基準とは、その名のとおり、人に関する設置基準です。
訪問介護については、常勤の管理者とサービス提供責任者、訪問介護員が必要になります。訪問介護員については、サービス提供責任者を含めて常勤換算で2.5人以上配置することとなっています。

サービス提供責任者とは、介護福祉士や実務者研修、初任者研修修了後、実務経験が3年以上のいずれかの資格をもっているものでないとなることができません。

訪問介護におけるサービス提供責任者の仕事内容|訪問介護の基礎知識

2016.10.31

訪問看護については、常勤の管理者と看護師、准看護師、保健師が必要となります。
看護師、准看護師、保健師は、常勤換算で2.5人以上配置することとなっています。

設備基準はどうなっているの?

設備基準は、環境的な設備に関する基準です。pixta_21977290_S-1-min

運営基準はどうなっているの?

運営基準とは、実際の運営に関する基準です。pixta_21977290_S-1-min

指定基準は、いかなる時も満たしていないといけません

新規で訪問介護、訪問看護などのサービス事業所を行う場合には、「人員基準、施設基準、運営基準」を満たしていないと指定を受けることができません。

指定をうけ、サービスを開始した後、指定基準を満たさなくなった場合は、都道府県の指導の対象となります。この指導に従わない場合には、指定取り消しされ、事業所を閉鎖しないといけなくなってしまいます。
どんな状況でも、基準を満たして運営していく必要があります。

writer
もりぞう

福祉系学校を卒業し、11年医療ソーシャルワーカーとして医療機関に勤務。その後、一生を通じた支援をしたいと思い、介護支援専門員へ転身。
現在34歳。東京都渋谷区の居宅介護支援事業所の管理者・ケアマネージャーとして在宅介護の相談・支援を行っている。

保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員

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