訪問入浴ステーションってどんな職場?勤務経験のある看護師が説明します!|在宅医療の基礎知識

無料メルマガ登録

訪問入浴の職場のスタッフと、雰囲気について実際に派遣看護師として訪問入浴の現場で働いたことがある、野田がお伝えします。派遣看護師として登録すると、様々な事業所に派遣されます。

アットホームな職場から、大規模な職場まで。訪問入浴ステーションの雰囲気を知ってください。

訪問入浴の事務所にはどのような種類が?|在宅医療の基礎知識

一口に訪問入浴ステーションと言っても事業所によって規模や立地は様々です。主な3パターンを見てみましょう。

1. 訪問入浴専門の小さな事業所
訪問入浴専門の小さな事業所は、駐車場を含んだ事務所のみです。10畳から20畳くらいの事業所が多く電話とファックスが設置されています。

職員・社員は事業所の規模によりますが5-10名程度と小規模です。

基本的に日勤のみ、平日だけの勤務ですが土曜日も営業している所もあります。中にはとても古いビルのワンフロアを利用しているところもありました。

2. 訪問入浴と他の在宅介護サービスを併設している事務所
自社ビルまたは、貸店舗でデイサービスや介護予防、訪問介護ステーション等、他の介護サービスと一緒に訪問入浴サービスも行っています。

居宅事務所を併設している事が多く、他サービスと事務所を共有しています。新しく、キレイな所がほとんどです。

3. 施設等に併設されている事業所
入所施設である特別養護老人ホームやデイサービスを同じ場所で運営している事業所です。
居宅事務所も同じ建物内にあります。他の事業と連携を取りやすく、キレイなところが多いです。

訪問入浴にはどんな人が働いている?

1. 看護師
正規職員・正社員の場合と、パート・派遣の場合があります。
正看護師・准看護師のどちらでも働くことができます。
利用者さんの健康管理・観察をします。

2. オペレーター
入浴車の運転・メンテナンスと入浴機材の組み立て、配管、給湯器の管理など機械の操作を行います。また、サービス全体の工程管理を行います。

介護士・介護福祉士の資格を持った男性が活躍しています。少数ですが女性のオペレーターも存在します。

3. 介護士
利用者さんの身体ケアや着脱、オペレーター業務の補助をします。
介護士・介護福祉士の資格を持った方が従事しています。男女比率は女性の方が多いです。

訪問入浴の専門スタッフ(1)看護師

訪問入浴サービスの事業所での看護師・准看護師の主な役割は、まず利用者さんが入浴できる状態であるか判断することです。
血圧・体温などのバイタルチェックと利用者さんご本人の様子から入浴可能であるか判断します。

また入浴後に体調の変化が無いかを観察し、介護者さんに報告をします。
大きな異常があるときは、ケアマネージャーや主治医、訪問看護師など連携しているサービス提供者に報告し、相談します。

1チームあたりに看護師は1名なので、看護師同士で普段相談することがありません。
始業前、終業後に情報共有のためにカンファレンスを行ったり、会えない時は連絡ノート等を利用して情報共有をしています。

訪問入浴の専門スタッフ(2)オペレーター

訪問入浴サービスでのオペレーターは非常に高い能力と技術を必要とします。
利用者さんのお宅に伺う際に、入浴車の運転をします。入浴車は多くの機材を積んでおり、車格も大きいため狭い路地などの運転は非常に大変です。

また、移動時間を含めてスケジュール管理もしています。
介護士・介護福祉士の資格を所有し、ボイラー・配管の知識も必要です。業務全体の管理をしながら、てきぱきと作業をこなしています。

訪問入浴の専門スタッフ(3)介護士

訪問入浴サービスの現場では、介護士・介護福祉士の資格を持つ男性は殆どオペレーター業務を行います。
したがって、介護士・介護福祉士の役割をする方は女性が多いです。

介護のプロとして、利用者さんや介護者さんにきめ細やかな気配りをします。最高に気持ちのよい入浴サービスを提供するための演出も介護士さんの役割です。

例えば、ある事業所では選べるアロマ入浴剤を数種類準備し、利用者さんの好きなアロマ入浴剤を選んでいただきリラックスして入浴できるよう工夫しています。

訪問入浴サービスの事業所の雰囲気全般について

訪問入浴サービスに、長年派遣看護師として関わってきて
「訪問入浴サービス事業所の雰囲気は?」
と、問われたときの率直な感想は
「チームで動いているので、とてもスタッフ同士の仲が良い」
という点です。

1時間に1件のサービス、しかも移動時間を含む、というハードなスケジュールの中で、スタッフ同士のコミュニケーションがうまくいっていないと業務がスムースにできません。
朝事業所を出発したら、事業所に戻らないところが多いため、食事も一緒に済ませます。時間調整で休憩が長くとれたときは、美味しいランチを一緒に食べにいったりカフェで休憩することもあります。

施設型のサービスに比べると、スタッフ同士のコミュニケーションは取りやすく、どんなに大変な利用者さんであっても、訪問時間内は3人で手厚くサービスに入りますから、ブランクがある方にも訪問入浴サービスで働くことはとてもお勧めです。

<ライタープロフィール>
野田 長世
元看護師、フリーライター。精神科/療養型病院/救急病棟/訪問入浴サービス/介護老人保健施設等で看護師として勤務。2015年8月に退職し、フリーライターとして、健康/医療/看護/美容/恋愛/起業等のジャンルで執筆中。

 

訪問入浴での看護師の働き方とは?|訪問看護・訪問介護の基礎知識

2016.09.09

訪問入浴のサービス内容と制度|訪問介護の基礎知識

2016.06.07

無料メルマガ登録

【無料公開中】人気記事を資料にまとめました!

資料ダウンロード「感染予防」