訪問介護に取り組む介護福祉士(ヘルパー)の1日の流れ

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経験していない方にとって、訪問介護のリアルな1日はなかなか想像しにくいのではないでしょうか?

茨城県在住、都内の訪問介護事務所勤務である私の1日をご紹介します。職種は常勤、サービス提供責任者、勤務歴6年です。

1. 起床してから事務所に着くまで

5時半に、目覚ましで起き、まずは仕事用の携帯に着信がないか確認します。利用者様からの電話や、ヘルパーからの急遽の休みの連絡などを確かめるためです。
ここでシフト変更の必要がある場合はメールでの連絡を済ませます。

準備を済ませ、 家を出ます。通勤時間約1時間半で事務所に到着。長い移動時間中は社会福祉協議会やヘルパー協会の会報を読んで過ごします。

2. 事務所に着いてから1軒目の援助へ向かうまで

時刻は8時です。
ここで、シフト変更があった場合は最終確認をし、利用者様、ケアマネに変更の電話をします。

その後、カバンに記録用紙、エプロン、ディスポ、消毒用アルコール、液体石鹸が入っていることを確認し、訪問開始です。結構な荷物です。

更に入浴介助がある時はシャワーエプロンにシャワーブーツ、夏場は水筒、着替えなど、自転車のカゴはパンパンです。
そして、事務所に不在の時間が多いので、かかってきた電話は携帯に転送されるよう設定しています。

3. 午前中の援助

1軒目、買い物代行の生活援助です。

誰にでもできる援助に思われますが、高血圧の利用者様が漬物などの塩辛いものを大量に希望された時は他のものをすすめたり、少なめにしたりと上手に提案します。
また、冷蔵庫内の残量などをチェックし体調の把握もさせてもらいます。

また、お金をお預かりする際、小銭をきちんと使用できているかのチェックもこっそりさせてもらいます。小銭ばかりが残っているのは、認知症の初期段階のことが多いからです。
ここが家政婦さんとヘルパーの違いだと思います。

2軒目、おむつ介助の援助に初めてのヘルパーと同行します。

同行は通常1回ですが麻痺や拘縮が強い方、色々な面でリスクの高い利用者様には数回同行します。

事務所に戻り昼食です。
援助が続いていて、事務所に戻れない時は移動中に公園のベンチにておにぎりなどで済ますこともあります。

4. 午後は担当者会議に出席し、その後別の援助へ出発

13時からは、介護保険の区分変更に伴う、担当者会議に出席。

利用者様の援助時の様子や、できること、できないことの状況を発言し、利用者様の現在のプランにおいて、足りない部分、また、過剰だと思われる部分について話し合います。
そのために普段からモニタリングをしっかり行っておくことが重要です。

15時からは3軒目の援助へ。身体介護に括られる調理の援助です。

嚥下の悪い利用者様でも、安心、安全に食事が摂取できるよう、トロミ食を作ります。
トロミ食と一概に言っても、利用者様1人1人によって柔らかさ、形態、味付け、介助方法など全て異なります。医師の指示に基づき安全に、かつ美味しく召し上がって頂けるよう調理します。

5. すべての援助を終えて事務所に戻ってから退社まで

1日の訪問が終わり、利用者様ごとの経過記録を記入し、記録紙を提出します。
何か変化があった場合はケアマネに連絡をします。

机の上にヘルパーからの報告、相談などのメモが残されていることも多いです。急ぎのものはすぐにヘルパーに電話でヒアリングします。翌日からスムーズな援助ができるよう処理をしてから退社します。

<まとめ> 訪問介護は忙しくてもやりがいのある毎日を送れます。

訪問介護は利用者様の入退院や、登録ヘルパーの急な休みなどにより、業務量は日々変わります。
また、訪問時間は限られていますが、利用者様が1日、安全かつ安心に暮らせるようサポートする役割もあります。忙しいながらも、達成感、充実感のある毎日です。

事業所内の他のサービス提供責任者や登録ヘルパーと役割分担をしながら、しっかりとしたサポートができるよう今後も心掛けていきたいです。

writer
kaori

商社OLから訪問介護の世界に転職。ヘルパーステーションにてサービス提供責任者として勤務し、介護福祉士、ケアマネ、福祉用具専門相談員の資格を取得。

社会福祉士と介護福祉士の違いを解説|訪問介護に役立つ資格

2016.08.29

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