ケアマネージャーの理想と現実|実際に働いてみて初めてわかった5つのギャップ

ケアマネージャーは高齢者が介護を使う際には非常に頼りになる存在であり、高齢者と関わっている方であれば非常に魅力的な仕事であるといえます。

しかし、実際に働いてみると「思っていたものと違う…」と感じる方も多い仕事であるといわれています。ここでは実際に経験をしてみてどこが違ったのかご紹介していきます。

1. ケアマネージャーは利用者と事業所の板挟みになりやすい

ケアマネージャーはその名の通りマネージャーの役割があります。利用者に代わって物事を考えたり、発言したりすることがあります。
それは利用者に限らず事業所に対してもそうです。事業所が利用者に直接言えないことを言ったりすることがあります。

その立場から板挟みになることがあり、両方からのクレームを受ける可能性が高い職種です。
また、事業所のミスであるにも関わらずケアマネージャーの責任だと責められることが多いですので、ある程度のストレス耐性が必要になってくることがあります。

2. 想像をしていたよりも給料が高くない

これは介護職からケアマネージャーになった方が良く思うようです。介護職は給与が低いといわれていますので、ケアマネージャーを取得することによって今の給与よりも高いことが期待されてケアマネージャーになる方もいます。
しかし、実際はほとんど変わらなかったり、以前よりも低いといったこともあります。

その理由としては夜勤がないことが挙げられます。ケアマネージャーは基本的に日勤帯の仕事ですので、夜勤がありません。対して介護職は夜勤があり夜勤手当だけでも2万円から4万円前後あります。

3. 利用者と深く関わることが難しい

これは事業所によっても違いますが、担当の入居者が多い場合は一人の利用者にかけれらる時間は限られており、一人の方と深く関わることができません。
ケアマネージャーはその利用者の生活全般に関わってきますので、もっと話したいと思ってもあまり時間をかけれないのです。

多い事業所では一人あたり35名以上の利用者を担当している場合があり、そういった場合は月に1回の面談しか直接会って話せる時間がないといったこともあります。

4. 営業活動をしなければいけない

在宅のケアマネージャーの場合は、仕事の中に営業活動が入っている場合があります。基本的にケアマネージャーが利用者の担当を持つときは誰かから紹介いただいたからという場合が多いのです。
そのためご紹介いただける関係先と信頼関係を構築しておく必要があるのです。

営業先としては地域包括支援センターや病院の地域連携室、役所などであり、利用者を多く獲得するためにも日頃から営業活動をしていくというスタンスの事業所が多いです。

また、ケアマネージャーは自分の顔を地域に売ることも大切ですので、営業以外にも利用者の集まりに参加したり、研修に参加したりなど外部に出ることがあります。

5. ケアマネージャーになって元の職種に戻る方もいます

ケアマネージャーの資格取得は簡単なものではありません。しかし、せっかく苦労をして資格を取得しても数年でやめてしまう方も多々います。
理由は1〜4のような理想と現実のギャップから、ということが多いように思います。

ケアマネージャーとしてしっかりと働きたいのであれば、ある程度の現実をあらかじめ知っておくことも大切です。
また、ケアマネージャーの仕事は事業所によっても大きく変わってきますので、出来るだけ口コミなどを集めて、自分にとってやりたい働き方ができ、仕事しやすい事業所を探すようにしましょう。

<ライタープロフィール>
Kokko0320
介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャーの資格を有しており、様々な立場、現場で働いてきました。
介護の世界は大変な部分が多いといわれていますが、魅力的な部分も多々あります。そういった思いを伝えていきたいと思います。

 

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