看取り介護加算とは?加算を得るために必ず理解しておきたいこと|在宅医療の基礎知識

介護施設では最期まで安定した生活を提供できるように、看取り介護加算というものがあります。

ここでは、看取り介護加算がある意味や、始めるに当たっての注意点、介護職員と看護職員の連携の大切さなどをご紹介しています。

(2016年10月時点)

看取り介護とは、安楽な死を迎えるためのケア|在宅医療の基礎知識

超高齢化社会であり、長寿国である我が国では、高齢者の死の境が難しくなってきています。一昔前まで医療でできなかったことも、今の医療においては、長く生き続けることができるよう進歩しています。

しかし、高齢者にとって蘇生を行い生き続けることが良いのか、穏やかで安楽な最期を迎えることが良いのかわからないことも現状となります。このような中、回復の見込みがない高齢者に対して、看取り介護の導入が始まり、安楽な死を迎える準備を行うケアが重要となっています。

看取り介護加算は、対象の時期が決まっていることに注意

看取り介護とは、医学的所見において回復の見込みがないと、主治医が判断したときから始まります。
しかし、看取り期に入ったからといって、すぐに息を引き取るとは限りません。その高齢者の命の続く限り、看取り期は続くということを、理解しておくことが重要となります。

そのため、看取り介護が介入と同時に看取り介護加算が取得できるわけではなく、看取り加算を取得するためには、日数が設けられています。
看取り加算が取得できる日数は、死亡日から換算して4日以上30日以下となります。

特に、長期的に看取り期がある高齢者などにおいては、看取り加算を計算するときには注意が必要となります。

看取り介護加算取得には、看護師との連携が重要

看取り介護加算を取得する場合、高齢者が看取り期であれば、いつでもどこでも加算が取れるというわけではありません。
看取り加算を取得するには、看護師が常勤で1名必要であり、なおかつ24時間体制で看護師が利用者対応を行うことができることが重要となります。

そのため、在宅で看取り介護を行う場合には、訪問看護ステーションと協力を行い、24時間訪問看護ステーションとの連携を取れるようにすることが重要となります。

さらに、看取り加算を取得する場合には、家族の同意も必要であり、利用者が看取り期であるということを家族が理解することも重要となります。

看取り介護を行うには、看取りケアの研修が必須

看取り介護を行う際には、どのような事業所でも行うことができるわけではなく、介護職員にも看取り介護の研修が必要となります。
特に、看取り期は利用者の介護だけではなく、家族へのケアも重要となります。

さらに、どのように最期を迎えるのか、看護師などの医療職への連絡はどのようなタイミングに行うのかなど、看取り介護ならではのことがたくさんあります。

そのため、介護士が看取り介護について学び、職員研修を行っている事業所でなければ、看取り介護加算を取得することができないことを理解しておくことが重要となります。

看取り介護加算は、制度を正確に理解していなくては取得できない

高齢化社会であり、在宅ケアが重要とされている今日において、在宅での看取りケアが増加しています。
そのため、看取り介護加算を取得する事業所も増加していますが、看取り介護加算はどの事業所でも申請することができるわけではありません。

看取り介護加算を取得するためには、医師の診断だけではなく、介護士の研修および訪問看護師との連携が必要不可欠となることを理解しておくことが重要です。

<ライタープロフィール>
Kokko0320
介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャーの資格を取得、介護経験は10年以上あります。介護に興味のある方や、現在介護携わっている方に向けて分かりやすい情報を提供していきます。

 

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