訪問介護を行う事業所の人員基準とは?|訪問介護の基礎知識

訪問介護には管理者やサービス提供責任者、訪問介護員が必要であり、それぞれの人員基準が定められています。ここでは具体的な人員配置の基準、人員基準を満たしていないと起る弊害、訪問介護事業所が抱える問題についてご紹介しています。

(2016年10月時点)

 

訪問介護は、管理者を含め最低2.5名以上必要

訪問介護事業所で定められている人員基準は国で規定されており、管理者1名とサービス提供責任者1名、訪問介護員2.5名がそれぞれ常勤で必要です。
また、訪問介護員の2.5名と言うのは、サービス提供責任者と兼務できます。そのため、サービス提供責任者が訪問介護員を兼務とした場合、管理者を含め最低2.5名から訪問介護事業所は成り立つことが可能となります。
特に、訪問介護事業所を立ち上げる際などは、最低人員基準で設立することが多いです。

人員基準を満たしてない事業所は、在宅ケアができない

訪問介護事業所を立ち上げた際、人員基準である2.5名で登録しますが、実際に利用者数が確保できるまで、実質2名で事業を運営していることが多いです。
しかし、人員基準である2.5名での稼働がない状態で、実地指導や監査が入った場合には、在宅ケアを遂行することができなくなります。

そこで問題なのが、2.5名が常に稼働するだけの利用者数がいるかどうかということになり、利用者数が少ない又はいない状態では、0.5名への給与負担が大きくなります。
そのため、在宅ケアを遂行するためには、0.5名が稼働するだけの利用者がいるかどうかということを、毎月勤務表に記載していくことが重要となります。

人員基準を満たしていても、訪問介護の人手不足

在宅ケアが重要とされている今日において、訪問介護の人員が不足していることがあります。特に、24時間訪問介護サービスを行っている事業所などでは、利用者の需要が高くなってきており、人員基準を満たしていても人手が不足しているのが現状です。

介護の仕事自体が、慢性的な人手不足とともに、訪問介護で働きたい介護士の多くは、日中のみの介護を求めています。そのため、24時間訪問介護を行っている事業所などにおいては、人員が不足していることを理解しておくことが重要となります。

訪問介護の人員基準で、介護予防訪問介護も実施可能

介護予防が重要視されている今日において、訪問介護事業所としては、介護予防も同時に行いたいと思っている事業所も多いのではないでしょうか。
介護予防訪問介護事業所は、訪問介護事業の人員基準を満たしていれば、同時に実施することが可能であり、介護予防のための人員は必要ありません。

そのため、訪問介護事業所としての利用者数が少ない場合や事業を拡大していきたいと考えたときには、同時に介護予防訪問介護を実施していくことも重要なことになります。

人員基準を守り、介護予防にも力をいれる

訪問介護の人員基準は、最低で2.5名ですが、利用者の確保数によっては人員を削減しなければならないこともあります。しかし、利用者がいないまたは少ないからと言って、人員基準を満たさないで稼働していれば、在宅ケアの遂行が困難となります。

そこで、訪問介護だけではなく、介護予防訪問介護を導入し、在宅ケアを遂行していくことも重要なことになります。

<ライタープロフィール>
Kokko0320
介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャーの資格を取得、介護経験は10年以上あります。介護に興味のある方や、現在介護携わっている方に向けて分かりやすい情報を提供していきます。

 

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