訪問介護におけるサービス提供責任者の仕事内容|訪問介護の基礎知識

訪問介護のサービス提供責任者は訪問介護事業所ごとに利用者が40人、またはその端数を増すごとに1人以上の者を配置する、と定められています。

訪問介護事業所の業務の取りまとめ役ともいえる重要な職種である『サービス提供責任者』。その仕事内容についてみていきましょう。

(2016年10月時点)

サービス提供責任者の仕事<1> 利用開始までの調整とケアマネージャーとの連携

訪問介護のサービス提供責任者は、新規の利用申し込みの受付から利用開始までの調整を行います。
利用者さんの心身の状態や生活状況を把握し「訪問介護計画書」を作成することも大切な仕事の一つです。

そのため多くの訪問介護事業所ではほとんどの場合、サービス提供責任者が担当者会議に参加する役を担っています。そして、ケアプランに沿って作成された「訪問介護計画書」の評価や見直しを行います。日々の訪問で得た情報を訪問介護事業所内で整理し、新たな問題点やニーズの提案をケアマネージャーに伝える頼もしい存在でもあります。

サービス提供責任者の仕事<2> 利用者宅の同行説明や、時には欠員の代理も

サービス提供責任者は、自らが訪問してサービス提供を行うということも珍しくありません。新規の利用者の初回訪問や、利用者さんへのサービス提供が一日でも早く軌道に乗るように、担当の訪問介護員に同行することもあります。
また、急に訪問する予定の訪問介護員が欠員した時などは代わりに訪問する場合もあります。

訪問介護のサービスが円滑に提供されるように、常に業務内容と流れを把握し主導、補助をします。そして利用者さんのニーズにかなうように、訪問介護事業所の訪問介護員の仕事がうまく回るように動くリーダー的な役割を果たしています。

サービス提供責任者の仕事<3> 訪問介護事業所の業務管理

サービス提供責任者は訪問介護員からの利用者の情報を共有し、整理して具体的な援助内容を指示します。

また、訪問介護事業所で働く訪問介護員の業務の実施状況と業務に対する希望や能力を知ることに努めます。そして、訪問介護員の研修計画等をたて、スキルアップを図ることもサービス提供責任者の役割です。

外部との調整のみならず、訪問介護事業所の皆が働きやすいように業務管理を行う重要なポジションであります。

サービス提供責任者の仕事<4> 介護保険制度を理解して迅速に判断をする

訪問介護ではサービス提供に当たって家政婦さんの業務とは異なり、「できること」「できないこと」について細やかに決められています。そのため、訪問介護員が訪問時に利用者に納得のいく説明を求められる場面も多くあります。
また、制度上ニーズに応えることが可能か否か迷う事案もあります。

ケアマネージャーに問う前に、サービス提供責任者に相談して迅速に判断してもらうことが出来れば、利用者さんにとってもありがたいことでしょう。サービス提供責任者は制度の理解と熟知、判断力を求められる職種でもあります。

サービス提供責任者は訪問介護の舵取り役

訪問介護におけるサービス提供責任者は、外部との調整、ケアマネージャーとの連携を行います。それだけではなく、自事業所の業務調整、業務管理の役もこなします。

サービス提供責任者は良質なエネルギーを事業所という船に充填し、目的地である利用者さんと乗組員である訪問介護員が円滑に関わることができるように舵をとる頼もしい船長と言えますね。

writer
toramaru

介護の現場のお仕事をいくつか経て、現在はケアマネージャーとして働いています。
目下の悩みは高校生の息子のお弁当の中身です。手を変え品を変え、節約食材でも毎日変化があるように頑張っています。

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