身上監護アドバイザーの資格情報|訪問介護に役立つ資格

訪問介護の訪問先では、様々な相談や悩みや愚痴を聞くこともあるのではないでしょうか。そのようなときに「身上監護アドバイザー」としてプラスαの知識と知見を活用し、的確なアドバイスができたならば、” 心の支え”となる訪問介護員として、一層緊密な信頼関係が構築できるのではないでしょうか。

その身上監護アドバイザーの仕事についてまとめてみました。

(2016年11月時点)

1. 身上監護アドバイザーとは?|訪問介護に役立つ資格

「身上監護アドバイザー」とは一般財団法人 日本能力開発推進協会が認定する協会認定資格です。身上監護アドバイザーの業務は身上監護相談アドバイスです。

身上監護の業務は、主として契約を中心とした利用者の暮らしに関する法律行為や事実行為を支援することです。
相談アドバイスの業務では、日々の生活全般を見守り、総合的で客観的な視点から相談やアドバイスを行うことが必要なため身上監護アドバイザーには法律・医療福祉・金融等の幅広い知識が必要です。

身上監護アドバイザーの利用対象者は、身上監護や相談・アドバイスに関する支援を受ける意思が明確で、契約内容について理解できる人々で、主として高齢者・障害者が中心となります。

2. 身上監護アドバイザーの利用者

身上監護アドバイザーの利用者となる、高齢者の特徴としては疾病や事故による健康面の不安や、加齢による運動機能や生理機能の低下による生活面の不安を持つ身体的特徴や、加齢による心理的、精神的に不安定な状態が続く心理的、精神的特徴を持つ高齢者の方たちとなります。

障害者の特徴としては身体に内部障害があり外見から判断するのは困難なケースもある身体障害者や、複雑な事柄への判断がスムーズにできないなどの傾向がある知的障害者、人と普通に付き合っていくのが苦手などの傾向を持つ精神障害者の方たちとなります。
高齢者・障害者ともこれらの傾向は個人差や重度、軽度による違いがあり、個々の方々の状態を十分把握して対応することが求められます。

3. 身上監護アドバイザー的視点からみた利用者が抱える生活課題

加齢による身体的・精神的・心理的衰えは高齢者、障害者の方々共通の原因となって、日常生活に様々な問題を生じます。
衣食住に関する不自由さの増大への対応や病気や介護、収入や資産管理など将来への不安の増大への対応、非常時の不安への対応など日常生活に関する課題が多く出現してきます。

移動手段の制約が大きくなると行動範囲が狭くなる傾向が高まり、活動範囲の縮小への対応が求められるようになります。
加齢に伴う高齢化は有病率や介護の必要性が高まり医療福祉に関する様々な対応が必要になってきます。特に、医療・福祉機関とのかかわりが深まっていくにつれ利用者だけでなく、家族や親族など支援する方々の理解を促す必要があります。

4. 身上監護アドバイザーが行う支援

身上監護に関する支援としては、居宅や老人ホームに関すること、医療・福祉・社会保障に関すること、公共料金やその他の日常生活に関することなどについての支援が必要となります。代行による支援をする場合には案件についての情報収集及び利用者への情報提供、必要に応じて各種専門家の紹介及び説明の際の立ち合いなどがあります。

相談やアドバイスによる支援としては、身上監護に関する各種相談、消費者問題に関する各種相談、信頼関係に基づく分かりやすいアドバイスがあります。
支援の仕方は利用者の現在の状況を十分把握し、適切に判断しながら支援に沿った内容を遂行していくことが大切です。

<まとめ> 身上監護アドバイザーとしての心得

身上監護アドバイザーは、利用者の日常生活を支援する重要な役割を担います。そのため身上監護アドバイザーに必要な心や道徳観は特に重要です。客観的で第三者的な視点で利用者と接し、相手を思いやる気持ちで、共感するやさしさを持ち他人を思いやり、大切にしようとする心が特に重要です。
また、身上監護アドバイザーは数多くの関係者や団体と接していく中で、強い意志とたくましい心を養っていくことも必要です。

<ライタープロフィール>
今野 健治
元支援相談員、フリーライター。介護老人保健施設、サービス付き高齢者専用住宅で支援相談員及び事務長として勤務。2015年9月に退職し、フリーライターとして福祉/医療/看護/介護/旅のジャンルで執筆中。

 

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