特別指示書とは?|訪問看護師が知っておくべき基礎知識

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「特別指示書」は通常の看護指示書とは違いますので注意しましょう。

看護指示書を交付している医師から受ける事、有効期限14日以内、月1枚が基本です。

特別指示書が出た場合はそれに対する対応も必要になりますので確認作業など怠りなく訪問看護業務を行うことが必要です。

(2016年7月時点)

1. 看護指示書とは?|訪問看護の基礎知識

看護指示書と特別指示書は違いますので混同されないように注意が必要です。
訪問看護は、介護保険や医療保険を利用して行われるサービスで、看護指示書は訪問看護を行うために必要な書類の1つです。
訪問看護師は、担当医師から看護指示書の交付を受けて指示書の内容に従い看護を行っています。
看護指示書は訪問開始から終了まで1日も欠けることなく交付を受ける必要があります。
1枚で指示できる期間は1カ月から最長6カ月までなのですが、看護指示書の文書料は指示期間の長さに関係なく1枚分としての請求できるので、ほとんどの医師が1カ月毎に交付しています。

2. 特別指示書とは?

特別指示書とは看護指示書とは別に期間限定で出される指示書です。
退院直後、状態が急変した場合、終末期等、医師が訪問看護を頻回に行う必要があると判断した時に交付され、期間は14日以内で原則月1枚とされています。
(14日より短い期間であっても月1枚です)

ただし、気管カニューレを挿入中の利用者様や、真皮を超える程の重傷の褥瘡を持つ利用者様に限って月2枚までOKです。

特別指示書は医療保険の利用という形になります。これは訪問看護指示料の加算なので看護指示書を交付している医師から交付を受けなくてはいけません。
訪問回数は週4回以上と言われていますが、大抵はほぼ毎日訪問となります。

3. 特別指示書が出たときの対応

訪問回数が増える事によって通常の訪問スケジュールの変更が必要になる事も多々あります。大抵は所長が管理業務のために空けていた時間を使って対応しますが、時には他の利用者様に時間の変更をお願いしてやりくりする事もあります。

そのため、特別指示書が出ている間は若干、忙しくなるのですけど、だからといって普段から余裕がありすぎるのも稼働率の面からも問題なのでなかなか難しいです。

対策として、毎日訪問、1日2回以上訪問等、訪問回数の多い利用者様は、訪問中止になると訪問の枠が一気に空いてしまうので、前もって他の事業所にも応援を求めて訪問を半分ずつ請け負うなど、普段から利用者様の訪問回数の増減の波が激しくならないような工夫をしています。

4. 特別指示書が出た時に確認しておくこととは?

特別指示書が出た際に多くは輸液等の指示が出されます。
細かな指示内容を医師に確認する事はもちろんですが、使用済みの輸液セットの処分等をご家族に説明する必要があります。
輸液セット一式は医療廃棄物の扱いになるのでBSチェックやインシュリン注射針と同様に医師へ返却して、処分して貰わなければならないからです。

また、入院へ移行する可能性がある場合にはご家族の意志の確認もします。
これは、特別指示書が交付される際には医療的なケアが増える事もあって入院か在宅かの選択を迫られる場面も多くあるためです。特に在宅での看取りの場合には重要になります。

<まとめ> 特別指示書が出た際に真価が問われる事業所

特別指示書が出る状況は、特にスタッフの少ない事業所にとってはある意味、緊急事態です。
頻回に訪問を行い濃厚なケアが必要になる時のために、充分な対応できるように日頃からの信頼関係、関係各所との連携など整えておく必要があります。

特別指示書が出た時こそ、いわば、事業所の真価を問われる時でもあるのです。

writer
cocoa

看護師になって30数年。大学病院退職後、途中、育児や病気療養で中断した時期もありましたが老人病院、精神科病院、デイサービス勤務を経て8年前から訪問看護を始めました!

訪問看護のサービス内容と制度|訪問介護の基礎知識

2016.06.07

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