訪問看護の新人あるある4選

病院の看護も訪問看護も人に看護を提供するというところは全く一緒です。同じ看護であるのに、医療の現場を離れた途端、気を付けないといけないところは大きく変わってきます。

その違いがゆえに、私が新人の頃に戸惑ったことをご紹介します。

訪問看護あるある (1) 利用者宅に行くまでに迷う!

まず、自力で利用者さんの家まで辿り着かないといけない事が思いのほか難しくて戸惑いました。自分が土地勘のない場所の場合、特にです。

今の時代、「ナビを使ってその通りに行けばいいだけ」と思われるかと思います。私もそう思っていました。
けれど、実際に始めてみると、入り組んだ住宅街にある家だとナビでは細かいところまで分からなかったり、ナビに反映されていなかったりと、家に行くまでに戸惑うことが多々ありました。

また、慣れていない地名のため、ナビが勝手に目的地の地名を変換していることに気づかず、全く違う場所に行ってしまったこともありました。
そういったことを想定して、初めのうちは時間に十分に余裕を持って行動していましたが、それでも焦ることが多々ありました…。

訪問看護あるある (2) 現場では一人で判断しなければならない!?

次に、その場で自分一人で判断し、対応する必要があることです。
限られた訪問時間の中で、自分一人で状況を把握・判断し、助言しなければいけません。もちろん、必要時には担当の医師や上司に連絡して相談することもできます。
しかし、病院のようにナースステーションに戻って誰かに相談したり、すぐに医師に確認したりといったことが容易にできる状況ではありません。

これまで少しでも悩むことがあれば誰かに相談できる状況だったのが、自分の判断で対応することが多々あることに責任を感じましたし、不安から戸惑いがありました。

訪問看護あるある (3) 訪問の間隔が空くと、自分の指導内容が不安に…

次回の訪問までの間、利用者さんと家族のみで生活していける状況にするために、訪問の時間内に必要なことを伝え、実践できる状態にしないといけません。

病院であればそれらを理解しているか、実際に実践できるかを確認できる機会は多々ありますが、訪問看護では決められた時間内にそれらを評価し、家を出ることになります。

ですから、次の訪問までの間、本当にあの指導で大丈夫だったか、他の方法を提示するべきだったかと不安になることが多くありました。
また、後から電話して訂正するようなこともありました。

訪問看護あるある (4) どこの誰に頼んでいいかわからない!

私は在宅の仕組みをきちんと理解できていない状態で始めたため、どういう時どこに連絡するべきという判断が初めはとても難しかったです。

何か変化があった時に上司や一緒に担当している他のスタッフ、担当の医師に連絡するというところは病院と同様なので容易にできました。
ただ、在宅ではその利用者さんの全てを担っているケアマネージャーさんがいます。

ケアマネージャーさんがどういった立場でどんな視点で利用者さんを見ているのか、どこまで知りたいのか、を理解できていなかった頃は、ケアマネージャーさんへの情報提供を難しく感じていました。

訪問看護だからこその楽しさもたくさん

ここで述べてきたことを見ると、訪問看護はやはり難しそう…と思われるかもしれません。確かに、始めたころには戸惑うことが多くありました。

しかし一方で、同時に病院ではしたくてもできなかった看護を提供できることでの楽しさもたくさんあります。
訪問看護師になって1年経った今でも戸惑うことは多々ありますが、戸惑いながらも学ぶことは多く、楽しく仕事をしています。

<ライタープロフィール>
cow
30歳女性、既婚、子供なし。
がん専門病院の病棟勤務を7年経験。
結婚を機に退職し、現在は夫との生活を大切にできるよう、日勤のみ・土日祝休みの訪問看護ステーションに勤務中

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