前回に引き続き、接遇マナー術番外編。
安心・信頼される看護師さんのための「髪型」についてポイントテクニックをご紹介します。
このテーマは女性の看護師さんだけではなく、男性看護師さんも必見です。
イラスト/河南好美
看護師さんの髪型
看護師さんが働く病院や医療施設で、髪型や髪の毛の色について規定やルールがあるところがほとんどですね。患者さんに髪の毛がかかるのはどの病院でもNGだと思いますが、単に束ねておけば良いというものでもありません。
またナース帽の着用がなくなった現在、清潔感のある髪型というのはとても大切な身だしなみです。髪の毛の色が茶色すぎるのはもちろんNGですが、全体的なバランスを見たときに髪の毛と眉毛の色が違いすぎる場合も非常にアンバランスです。
例えば、髪の毛に比べて眉毛が茶色いと「信頼感を欠く印象」になり、黒すぎると「堅苦しく浮いた印象」になってしまうので要注意です。
看護師におすすめの整った髪型とは?
髪の毛の束ね方や留め方について大切なのは、何より清潔感。
特に前髪は、耳で留めているだけだとお辞儀をするたびにダラ~ンと垂れてしまったりして、見ていて気持ちの良いものではありませんよね。
また、髪の毛を触る仕草は、衛生的とは言えませんので気をつけましょう。髪の毛が長い場合、束ねたりピンで留める方がほとんどだと思いますが、この束ねた髪の後れ毛やこめかみの短い毛が出ていると、“幸薄い”“不健康そう”な印象を持たれるため、しっかりスプレーで固めるか、ピンで留めることをおすすめします。
男性看護師の髪型
男性看護師でも、流行りに乗って様々な髪型をされている方を見かけます。オシャレでカッコいいのですが、前髪が目にかかっていたりすると、不衛生ですし、ちょっと残念な気分になってしまいます。
前髪は目にかからないようセットするかカットするのが患者さんに安心感を与える大前提。また、マスクをしているからと言って、ヒゲを剃っていない人がたまにいますが、社会人の身だしなみとしてもちろんNGです。
男性看護師さんも清潔感ある身だしなみを高い意識をもって整えるよう心掛けてくださいね!