【医療・介護ニュースまとめ】【厚労省調査】2015年度 介護利用、初の600万人超え 他(8月29日~9月4日のニュースからセレクト)

医療・介護に関する一週間の世の中のニュースや話題になったブログ記事の中から ココメディカ編集部が特に気になったコンテンツ“BEST5”をピックアップしご紹介します! 8月29日~9月4日のBESTセレクションは、【厚労省調査】2015年度 介護利用、初の600万人超え 他

【厚労省調査】2015年度 介護利用、初の600万人超え

厚生労働省が行った2015年度の介護給付費実態調査で、介護や介護予防の公的サービスを利用した人は過去最多の605万人で、初めて600万人を超えたことが分かった。14年度に比べ約17万人のプラスとなり、9年連続の増加となった。高齢化の進行で介護サービスを利用する人が増え続けている。
今回の調査では15年5月から16年4月までの一年間に介護のサービスを利用して国からの給付を受けた人が対象となった。サービスの内訳をみると、在宅で受けるサービスの利用者が前年に比べ約11万人増の約371万人。うち、ホームヘルパーによる介護を受ける訪問介護が143万人、デイサービス(通所介護)が約192万人だった。一方、施設サービスは約2万人増の123万人で、そのうち特別養護老人ホームの利用者が64万人だった。
介護予防サービスの利用者は、約5万人増えて156万人となった。介護予防サービスの一部は15年度から3年かけて給付が市町村に移管されているが、利用者は増えている。

出典:日本経済新聞 電子版 8月31日

【厚労省】介護保険制度見直し 保険料の負担対象拡大を検討へ

厚生労働省は、急速な高齢化による介護費用の増加により、今後介護保険制度を維持するのが難しくなるとして、介護保険料を負担する対象を、現在の40歳以上から、収入のある全ての人に拡大することについて、具体的に検討を進める方針を示した。
介護保険制度では、介護サービスの費用は、利用する際自己負担を超える部分について、税金や保険料などで賄われている。
現在保険料の負担対象は40歳以上で、一か月の平均で64歳までが5352円、65歳以上は5514円。急速な高齢化によって、団塊の世代がすべて75歳以上になる2025年度には、介護費用が今のおよそ2倍の21兆円に上ると推計されており、厚生労働省はこの先介護保険制度を維持することが困難になるとして、財源を確保したい考えだ。
また、介護サービスを利用できる年齢を現在の原則65歳以上から引き下げることや、所得の低い人の保険料を減額することなども併せて検討する方針。
一方、保険料の負担について、若い世代などからは批判の声が上がることも予想され、厚生労働省は慎重に議論を進めることにしている。

出典:NHK NEWS WEB 8月31日

【台風10号】川が氾濫 岩手の高齢者施設で9人死亡

台風10号は、8月30日岩手県に上陸した後、東北地方を縦断して日本海に抜けた。国土交通省によると、北海道、岩手県、青森県の17河川で堤防の決壊や浸水被害が出た。岩手県警によると、岩泉町の小本(おもと)川が氾濫し、高齢者グループホーム「楽ん楽ん(らんらん)」で入所者とみられる高齢者9人が意識不明の状態で発見され、全員の死亡が確認された。死因は溺死だったことが9月1日、捜査関係者への取材で分かった。
岩泉町によると、「楽ん楽ん」は三陸鉄道岩泉小本駅から西に約10キロ離れた場所にあり、平屋建てで認知症の高齢者ら9人が入居していた。職員は隣の別の高齢者施設「ふれんどりー岩泉」(3階建て)にいたとみられる。
30日午前9時より町は避難準備情報を出していた。町内は31日午前中も土砂崩れが各所で起こり、多くの集落から「孤立した」との救助要請が消防に寄せられていた。

出典:毎日新聞 8月31日

 麻疹(はしか)感染者急増 1日時点で57人

麻疹(はしか)の感染者が急増している。国立感染症研究所などによると、今年の感染者は1日時点で少なくとも57人で昨年1年間の感染者を上回っている。海外よりウイルスが持ち込まれ、8月に関西国際空港で集団感染が起きたこと等が要因とみられる。ウイルスの感染力が強く重症化する恐れもある。感染研は「ワクチン未接種の方は早めに接種を」と呼び掛けている。
発症すると高熱が続き、さらに発疹が出るのが、はしかの特徴である。飛沫・空気感染し、免疫を持っていない人は高確率で発症する。脳炎などを起こす危険性もあり、先進国では感染者1千人に1人が亡くなるとされている。
1日までに関西空港の従業員計26人がはしかに感染したことを大阪府は発表。20~30代の男女で接客業務などに携わっていたとのこと。
国立感染研によると、今年の感染者は8月21日までに32人。関空を利用した旅行者5人の他、関空の従業員1人がこの中に含まれている。他の関空従業員は22日以降に感染が確認され、これを加えると今年の感染者は57人となる。この時点でに昨年1年間の35人を上回っている。
今後も感染者は増えそうだ。関空の従業員はほかに9人が検査中。感染が確認された旅行者のうち、10代の男性は8月14日に幕張メッセ(千葉市)で開催されたコンサート会場を訪れており、感染研によると、同会場にいた2人に陽性反応が確認された。この2人と関空の感染者のウイルスの遺伝子は同じ型で、中国で流行しているタイプという。
はしかの感染者はかつて年間数万人を数えた。対策の強化により09年以降の感染者は1千人以下に。15年は35人にまで減り、世界保健機関(WHO)は国内土着のウイルスによる感染が確認されない「排除状態」と認定していた。
今後感染拡大の恐れがあることから、厚生労働省は8月31日に有識者による会議を開催。発疹や高熱の症状がある人は院内感染を防ぐために医療機関に事前連絡し、その上で早めの受診を呼び掛けた。近年の感染者減少ではしかへの意識も薄れてきているとして、同省は日本医師会などを通して医師に慎重に診断するよう求めた。

出典:日本経済新聞 電子版 9月2日

【全国の医療事故報告件数】 昨年1年間で3374件と過去最多

全国の医療機関から昨年1年間で報告された医療事故の件数は3300件を超え、過去最多となったことが日本医療機能評価機構のまとめでわかった。
日本医療機能評価機構によると、大学病院など全国の主な医療機関275施設から昨年1年間に報告された医療事故は3374件。おととしより463件多く、平成16年に調査が始まって以来最も多くなった。
報告された内容では、投与する薬の種類や量の間違い、体内へのガーゼの置き忘れなどが目立つ他、患者を取り違えて手術をしてしまったケースも。また、因果関係は不明とされているものの、患者が死亡したケースはおととしよりも81件増えて306件となった。
この他、看護師や医師などが重大な医療事故につながりかねないと感じた、いわゆる「ヒヤリ・ハット」の事例も全国586の医療機関で合わせて78万件を超えており、最多となりました。
日本医療機能評価機構は報告件数が増えていることについて、「事故報告することで、再発防止に生かさなくてはならないという意識が、医療機関の中で定着してきたのではないか。医療界全体が患者に信頼してもらえるよう、さらに報告の徹底を求めたい」としている。

出典:NHK NEWS WEB 8月29日

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