【最新厚労省情報 12月18日】平成30年度介護報酬改定に関する審議報告

チーム医療推進協議会元代表・中央社会保険医療協議会元専門委員の北村善明氏による、これだけは押さえておきたい厚労省発信情報の解説コラムです。

今回のテーマは、「平成30年度介護報酬改定」についてのニュースです。

 

平成291213日の社会保障審議会第156回介護給付費分科会において平成30年度の介護報酬改定に関する審議報告が示されました。

平成30年度介護報酬改定に係る基本的な考え方とその対応についての審議報告が纏められました。改定に関する基本認識と基本的な考え方の概要は、以下の通りとなっています。

【基本認識】

(1)2025 年に向けて地域包括ケアシステムの推進が求められる中での改定

(2)自立支援・重度化防止の取組が求められる中での改定

(3)一億総活躍社会の実現、介護離職ゼロに向けた取組が進められる中での改定

(4)制度の安定性・持続可能性が求められる中での改定

【平成 30 年度介護報酬改定の基本的な考え方と主な事項】

(1)地域包括ケアシステムの推進

中重度の要介護者も含め、どこに住んでいても適切な医療・介護サー ビスを切れ目なく受けることができる体制を整備

主な事項≫

中重度の在宅要介護者や、居住系サービス利用者、特別養護老人ホーム入所者の医療ニーズへの対応

医療・介護の役割分担と連携の一層の推進

医療と介護の複合的ニーズに対応する介護医療院の創設

ケアマネジメントの質の向上と公正中立性の確保

認知症の人への対応の強化

地域共生社会の実現に向けた取組の推進

 

(2)自立支援・重度化防止に資する質の高い介護サービスの実現

介護保険の理念や目的を踏まえ、安心・安全で、自立支援・重度化防 止に資する質の高い介護サービスを実現

主な事項≫

リハビリテーションに関する医師の関与の強化

リハビリテーションにおけるアウトカム評価の拡充

外部のリハビリ専門職等との連携の推進を含む訪問介護等の自立支援・重度化防止の推進

通所介護における心身機能の維持に係るアウトカム評価の導入

褥瘡の発生予防のための管理や排泄に介護を要する利用者への支援に対する評価の新設

身体的拘束等の適正化の推進

 

(3)多様な人材の確保と生産性の向上

人材の有効活用・機能分化、ロボット技術等を用いた負担軽減、各種 基準の緩和等を通じた効率化を推進

主な事項≫

生活援助の担い手の拡大

介護ロボットの活用の促進

定期巡回型サービスのオペレーターの専任要件の緩和

ICTを活用したリハビリテーション会議への参加

地域密着型サービスの運営推進会議等の開催方法・開催頻度の見直し

 

(4)介護サービスの適正化・重点化を通じた制度の安定性・持続可能性の確保

介護サービスの適正化・重点化を図ることにより、制度の安定性・持 続可能性を確保

主な事項≫

福祉用具貸与の価格の上限設定等

集合住宅居住者への訪問介護等に関する減算及び区分支給限度基準額の計算方法の見直し等

サービス提供内容を踏まえた訪問看護の報酬体系の見直し

通所介護の基本報酬のサービス提供時間区分の見直し等

長時間の通所リハビリの基本報酬の見直し

 

 

平成30年度介護報酬改定に関する審議報告については、以下のURLからダウンロードできます。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000187907.pdf

writer

北村 善明

チーム医療推進協議会前代表・中央社会保険医療協議会元専門委員

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