【作業療法士の悩み】作業療法士の職業病だなと思うこと4選

身体や心に障害を抱え、日常生活で困難を抱えている方々にリハビリを行う作業療法士ですが、その実態は知られていないことも多いのが実情です。

今回は、作業療法士として働く人に多い悩みを紹介します。作業療法士ならではの「ある!ある!」な悩みがわかりますよ。

 

1.作業療法士の視点で道行く人の動作分析をしてしまう

在宅で働く作業療法士さんにはよくある悩みではないでしょうか?

街中で、片方の足を引きずって歩いている方を目にしたら、「どっちの足が痛いのかな?骨盤が・・・肩が・・・。」と知らず知らずのうちに動作分析してしまうのです。

他にも、杖や歩行器を持った高齢者の方を見ると、「もう少し杖(歩行器)の高さが高い方が歩きやすいだろうな。」などと余計なお世話目線で見てしまいます。

作業療法士として患者様の全体像を把握するためには、動作分析は基礎中の基礎。
常に患者様の姿勢や動作を見て、評価するくせがついてしまっているので気になる方を見つけてしまうとついつい動作分析してしまうのです。

2.折り紙や塗り絵を集めてしまう

これも作業療法士ならではの悩みでしょう。

作業療法士は患者様のリハビリをするにあたって、お手玉、風船、折り紙、塗り絵、貼り絵、手芸といったような様々な作業や活動を利用します。
在宅で働く作業療法士は、患者様のリハビリに使う資材を自分で準備する方も多いのではないでしょうか?

自分の買い物に出かけているときに、「あ、これ○○様のリハビリに使えそうだな。」と思うものがあれば、思わず購入してしまいます。
特に、折り紙や塗り絵の類は比較的、どなたにでも取り入れやすく、季節感を盛り込むこともできるので重宝するアイテムです。
気づくと、折り紙や塗り絵などがたくさん手元に揃っているなんてことありませんか?

3.実は腰痛、肩こり持ちが多い

「作業療法士はリハビリの専門家だから、体の悩みはなくていいわよね。」と思われがちですが、実は腰痛や肩こりに悩まされている作業療法士は多いのです。

患者様のベッドから車椅子、トイレへの移乗介助や歩行介助もしますし、在宅では病院のように設備が整っていない中、どのような環境でも自分の体を使ってリハビリをしなくてはなりません。

体に負担が掛かりにくい介助方法などは知り得ているつもりですが、時にはやはり無理な姿勢や、パワーに頼らなければいけない場面も出てきます。
体への負担が積もり、年を取って筋力が落ちてくると腰痛や肩こりが現れます。作業療法士の皆さんは自分の体のメンテナンスも大切にしましょうね。

4.メンタル面の強さが必要

作業療法士は患者様の体に、心に直接触れ、リハビリを提供しながら一緒に悩みを解決していきます。
患者様だけでなく、患者様の家族や他職種など様々な人と関わります。

時には患者様の悩みにどう対応すればよいのか迷い、「患者様の状態を良くしなければ」というプレッシャーを感じ、患者様本人や家族の方とのコミュニケーションが上手く行かないときもあります。他職種と意見が食い違うこともあります。
精神的なストレスがかかることも多く、メンタル面の強さは必須です。ストレスを溜めこまず、上手く発散する方法を見つけることも大事ですね。

【まとめ】自分では気づいていなかった?作業療法士ならではの悩み 

以上、作業療法士の職業病ともいえる悩みについて簡単にご紹介してきました。

共感する作業療法士の方も多かったのではないでしょうか。作業療法士を知らない方には、「作業療法士ってこんな悩みもあるんだな」と思ってみていただければ光栄です。

writer
maiko

リハビリテーション専門病院で5年勤務後、2人の出産育児を挟みながらデイケアに1年、訪問リハビリに5年従事。現在は3人目の育児中で現場から離れているが、育児が落ち着き次第、作業療法士として復帰予定。

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