【作業療法士さん必見!】患者様ご家族と接するときの注意点4つ|訪問リハビリの基礎知識

訪問リハビリで働く作業療法士は、患者様の家に入るわけですから当然、患者様だけでなく、ご家族様との関係も大切にしていきたいものです。今回は、実際に働いていて感じたご家族様とのコミュニケーションで気をつけるべきことについて紹介していきます。

1.時間は厳守。「少しぐらい」はありません

訪問リハビリでまず大事なことは時間を守ることです。患者様ごとに訪問する日時が決まっています。
患者様やご家族様は作業療法士が訪問してくる時間に合わせて、家を片付けたり、身だしなみを整えたりと作業療法士を迎え入れる準備をして下さっています。中には作業療法士が訪問時間を少しでも過ぎると、大変不安な思いをされる方もいらっしゃいます。

まずは遅れることがないように、事前に交通状況や天候を確認して準備を行うことが鉄則です。しかし前の訪問先で患者様の体調が悪くなったなどのやむをえない理由で遅れてしまう時は、必ず事前に「申し訳ございません。○○の理由で○分程遅れます」という連絡を入れることが患者様、ご家族様への礼儀です。

2.親しき中にも礼儀あり。患者様、ご家族様には敬意を払って接するべし

患者様、ご家族様との付き合いが長くなってくると、作業療法士との関係性が「なあなあ」になってくることがよくあります。
基本は、患者様、ご家族様は人生の大先輩。どれだけフレンドリーに話しかけられても敬語で話し、医療者としての振る舞い、アドバイスをしなければなりません。

ですが、訪問年数が長くなり、作業療法士がふと気を抜いてしまうと言葉遣いがタメ口になったり、訪問時間がルーズになったり。また支援内容が手抜きになってしまうことがあります。
「親しき中にも礼儀あり」。患者様、ご家族様は作業療法士の態度をしっかり見ていらっしゃいますよ。どんなに付き合いが長くなっても医療者として訪問している自分の立場を忘れずに。

3.患者様ご家族のサポートも大切に

訪問リハビリは患者様だけのリハビリをしていれば良いのではありません。患者様を支えるご家族様のサポートも必要です。
介護や支援が必要な患者様に、ご家族様は四六時中寄り添っておられ、作業療法士が訪問している時間だけでは計り知れないご苦労があるはずです。ご家族様のそんな毎日のご苦労にねぎらう言葉をかけ、たまにはじっくりとご家族様から話を聞いてみることも良いでしょう。

患者様の一番近くの支援者はご家族様ですから、「何か様子がおかしいな」と感じた時には話を聞いてみたり、ケアマネジャーに連絡を入れてみたりとご家族様をサポートする姿勢も大切です。

4.患者様ご家族とのコミュニケーションに必要なのは「傾聴」。ただ聞くだけではありません

訪問リハビリに従事する作業療法士に必要なコミュニケーションスキルに「傾聴」があります。「傾聴」とは「聴く」であり、「聞く」とは違います。ただ話を聞くだけではなく、相手の話に耳を傾け、共感することが大切です。
ついつい、患者様ご家族様に対して「それは○○した方がいいですよ」、「そのやり方は間違っていますよ」とアドバイスをしたくなりますが、患者様ご家族様の考え方を尊重し、話を最後まで聴いてみましょう。

人は、自分の意見を否定することなく最後まで共感して聴いてもらえると、話をしただけで気が晴れることもあります。
「~するよりも○○した方が」と言われるよりも、「~されたことも良いですね。○○という方法もあるんですよ。」と自分のしたことを肯定されると次の言葉も自然に受け入れることができるものですよ。

【まとめ】患者様ご家族とのコミュニケーションは信頼関係を築く鍵

訪問リハビリで患者様ご家族様とのコミュニケーションで気をつけたいことについて紹介してきました。
訪問リハビリで働く作業療法士は、患者様ご家族様とお会いする機会も多く、患者様のキーパーソンであるご家族様へのサポートも必要となってきます。

コミュニケーションは信頼関係を築くうえでも非常に大切なことですので、今一度適切なコミュニケーションについて考えてみましょう。

writer
maiko

リハビリテーション専門病院で5年勤務後、2人の出産育児を挟みながらデイケアに1年、訪問リハビリに5年従事。現在は3人目の育児中で現場から離れているが、育児が落ち着き次第、作業療法士として復帰予定。

ご家族への介助方法の提案方法|訪問リハビリの基礎知識

2016.11.16

【作業療法士必見】訪問リハビリで活躍するための必須スキル|訪問リハビリの基礎知識

2016.07.14

無料メルマガ登録

【無料公開中】人気記事を資料にまとめました!

資料ダウンロード「感染予防」