在宅介護のチームを知る!仕事ができる作業療法士の見分けかた|訪問リハビリの基礎知識

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在宅介護は一人の患者様に医師、ケアマネジャー、看護師、ヘルパー、理学療法士、作業療法士、薬剤師、福祉用具の業者など多くの職種がチームとして関わり、目標や方向性を共有します

チームと言っても、同じ時間に同じ場所で一緒に働くわけではないので、他職種からは作業療法士の仕事内容の良し悪しはわかりづらいと思います。そこで、仕事ができる作業療法士の例を紹介したいと思います。

1. 的確な環境整備が行なえる作業療法士

作業療法士に期待されるのは、患者様の身体の状態、認知面、精神面など全体の状態を見極めて、現在の患者様の能力を最大限に活かすことができ、かつ安全な環境に整えることです。

できる作業療法士は初回の訪問時に患者様の全状況を把握します。介助者などの情報を的確に評価し、患者様の生活を想定して、身体状態やご家族の介護力に合った福祉用具を導入し、ベッドの位置のアドバイスが行える作業療法士は、できる作業療法士だと言えるでしょう。

2. 他職種と情報交換をよくしている作業療法士

チーム医療を大切に考えている作業療法士は、「訪問している時間だけ患者様のリハビリを行ったら終わり」ではなく、作業療法士が訪問していない時間のことも考えてリハビリプログラムを実施します。
行っているプログラムがどのようなことに結びつくのかということを患者様、家族様だけでなく、チームにも伝えている作業療法士は、「リハビリでは○○の練習をしている」と他職種からも理解されているはずです。

生活上のアドバイスや、介護者への介助方法の指導、家屋環境のチェックなども随時行っているので、患者様、家族様、自宅環境などで気になることがあれば、ケアマネジャーに連絡・相談し、チーム間で情報を共有します。
他職種とコミュニケーションをよくとっている作業療法士は、患者様を取り巻く環境も考慮して訪問リハビリを行っていると言えるでしょう。

3. 作業療法士が関わってから患者様が活き活きしている

作業療法士は患者様のリハビリをして、身体機能を向上させ、「寝たきりから座れる時間が増えるように」、「トイレに歩いていけるように」、「介助量が少なくなるように」など生活動作のレベルアップを目指すことも行いますが、患者様が活き活きとした生活を送れるような支援をすることも大切にしています。

「以前、行っていた趣味がまた行えるようになった」、「作りたかった料理を作った」、「作業療法士と歌を歌う時や、レクリエーションをしているときは良い表情をしている」など、患者様が楽しみにすることやワクワクすること、笑顔になることが増えていたら、患者様の精神面のケアや心の充実まで考えた生活の支援が行えているのでしょう。

4. 患者様、家族様との信頼関係が結ばれている作業療法士

やはり、作業療法を受けている患者様と在宅介護をされている家族様の両方から評価の高い作業療法士はそれだけ良い関わり、支援が行えているのでしょう。
在宅介護の場に一週間に一度、または数回しか訪れない作業療法士ですが、患者様、家族様の希望にしっかり応えることができていれば作業療法士の次の訪問を心待ちにしているはずです。

また、患者様や家族様が困っている時は相談に乗る、声をかける、適切なアドバイスを行うなどの対応が行えていると、それだけ信頼も厚いはずです。
担当の作業療法士と患者様、家族様が良い関係にあること、信頼関係が成り立っていることは、作業療法士の関わりがプラスになっている証拠でしょう。

<まとめ> できる作業療法士とは、チームとして信頼がおける仲間であること

在宅介護は患者様本人ばかりでなく、家族様や、患者様を取り巻く環境への支援をチームで行うことが大切です。
多方面から患者様を捉え、チーム医療の意識をもって関わりが持てている作業療法士は、積極的に他職種とコミュニケーションをとって動いているはずです。

他職種から見ても信頼がおける作業療法士はチームとして欠かせない存在となっているでしょう。

writer
maiko

リハビリテーション専門病院で5年勤務後、2人の出産育児を挟みながらデイケアに1年、訪問リハビリに5年従事。現在は3人目の育児中で現場から離れているが、育児が落ち着き次第、作業療法士として復帰予定。

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