言語聴覚士の資格は学校選びから!学校選びと勉強のポイントを徹底解説

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近年、耳にする言語聴覚士は、主にコミュニケーションや口の中の動きのリハビリを行います。言語聴覚士の資格は養成校に通い、国家試験に合格すれば取れます。

しかし、言語聴覚士は言語を通じて幅広く心身機能の障害と関わるため、専門以外の分野でも深く広い知識が求められます。

(2016年7月時点)

1. 言語聴覚士の資格を取るまでの道すじ

言語聴覚士は医療系専門職として、近年、注目されている資格です。
言語聴覚士の資格は、高校卒業後に養成校で専門科目の勉強と臨床実習を行い、国家試験に合格して取得します。

言語聴覚士になるために、まずは養成校に入学します。言語聴覚士は、他の医療系専門職に比べて、養成校の種類が豊富です。
それは高校卒業資格で受験するか、大学卒業資格を持つかによって異なるため、次の項で説明いたします。

どちらにしても、入学試験があります。入試科目は養成校によって異なるので、各養成校のホームページで確認をしましょう。

2. 言語聴覚士の養成校の種類は豊富です

言語聴覚士の資格を取るためには、養成校に通い国家試験に合格して取得します。
高校卒業後に言語聴覚士を目指す人は、厚生労働省か文部科学省の認可を得た養成校に入ります。

厚生労働省認可校は、3年制か4年制の専門学校、4年制大学の3つがあります。
文部科学省認可校は、4年制大学もしくは3年制短期大学があります。

大学卒業資格を持つ人が言語聴覚士を目指す場合は、厚生労働省が認可した2年制専門学校や大学院で、専門科目の勉強をします。

まとめると、4つのコースに分かれます。

・3年制の専門学校や短大。
・4年制の専門学校。
・4年制大学の言語聴覚科。

上の2つは高校卒業資格で入学できる養成校です。

・2年制の専門学校もしくは大学院の専攻科。

これは、大学卒業資格が必要です。

言語聴覚士になるためのコースに、こんなに種類があっては、どの養成校を選べばいいのか、悩みますね。

3. 言語聴覚士資格取得の養成校を選ぶポイント

言語聴覚士の養成校は種類が多いので、どの養成校を選ぶのと良いのか、学校選びのポイントが分かりにくいと思います。
しかし、言語聴覚士になるための養成校選びで見て欲しいポイントは1つです。

高校卒業か大学卒業かで入学できる養成校は変わりますが、養成校を選ぶときに共通する判断基準は国家試験の合格率です。
いくら良い評判がよい養成校でも、国家試験に合格しなければ言語聴覚士にはなれません。
養成校は「国家試験合格率の高い学校」を選びましょう。

4. 言語聴覚士に必要な素養とは?

言語聴覚士は医療系専門職の中で、新しい資格の一つです。
わたしは作業療法士として働いているので、言語聴覚士と同じリハビリ専門職として、言語聴覚士を目指す人から質問を受けることがあります。
その質問を2つご紹介します。これから言語聴覚士を目指す人の疑問を解決する参考になれば、幸いです。

言語聴覚士は主にコミュニケーションのリハビリを行います。
ですから、言語聴覚士を目指す人から「言語聴覚士にはコミュニケーション力が必要ですか?」と聞かれることがあります。
確かに、コミュ力は必要ですが、言語聴覚士だからいって、突出したコミュ力は求められません。本当に必要なことは少し違います。

言語療法士に必要なのは、相手の意志をくみ取り、意思疎通を図るコミュニケーションではなく、コミュニケーションとは何かを考える力です。
患者様がコミュニケーションをとるために必要な方法や、能力の身に付け方を工夫します。
コミュニケーションの力ではなく、「コミュニケーションを分析する知識」が必要なのです。
その知識は、養成校で学びます。

5. 言語聴覚士は体力がなくてもなれる?

安定した仕事として言語聴覚士を選ぶ人から受けた質問を紹介します。
「資格を持って働きたいけれど、体力に自信がない、もしくは軽い障害があって体力が必要な仕事はできない。言語聴覚士なら体力が必要ないから、なってもいいと思うけど、どうでしょうか?」というものです。

確かに、リハビリ専門職である、理学療法士、作業療法士に比べると、言語聴覚士はテーブルをはさんで患者様と話だけをしているイメージがあります。
しかし、患者様の言語機能を伸ばすために、軽い体操やスポーツなどを一緒に行うことがあります。イベントを計画して、その準備に追われることや、会議や訪問などの移動がたくさんあります。

理学療法士や作業療法士ほど、体力を使う仕事ではありませんが、座りっぱなしでできる仕事ではないので、やはり体力が必要な仕事と言えます。

<まとめ> 言語聴覚士はまだ新しい分野!

医療系専門職の中で、言語聴覚士は新しい分野です。そのため、言語聴覚士についての情報は不足しています。

この記事が、コミュニケーションのリハビリと言う分かりにくい仕事を知っていただくきっかけになり、言語聴覚士になりたいと希望される方や、言語聴覚士と同じチームで働く方の参考になればうれしいです。

writer
仲光久代

作業療法士を20年以上やっています。ケアマネと社会福祉主事資格あり。
総合病院と精神科病院へ勤務の後、現在は介護施設の通所リハとショートステイ部門を担当しています。

【現役作業療法士が解説】作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の役割の違いを理解しよう|在宅医療の基礎知識

2016.07.04

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