理学療法士が病院から訪問リハビリに転職して戸惑ったこと4つ|訪問リハビリの転職

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理学療法士が訪問リハビリに転職すると、リハビリ業務の他に時間の調整や、在宅特有の視点の違いなどに気付くと思います。

今回は自身の体験をもとに、実際に戸惑った4つの事柄を紹介したいと思います。

戸惑い(1)訪問リハビリの事務作業は、月末特に忙しい

日々の業務をカルテに記入することは理学療法士として当然の作業であり、電子カルテや直筆などの違いはあるにせよ慣れている方がほとんどかと思います。

訪問リハビリでは、カルテ記入の他に事務作業、特に月末業務の多忙さが付きまといます。というのも、業務を進めるうえで指示書を頂く主治医、サービス計画を立てるケアマネージャーの方々へ、毎月計画書や報告書を提出することが義務付けられています。

主治医やケアマネージャーなど、それぞれの病院や事業所に送付しなければなりません。書類の記入に加え、封筒の準備や宛名の確認などを訪問時間以外で行うため、慣れるまでは大変でした。

戸惑い(2)電話対応の慣れは必要不可欠

病院勤務時代は、外部からの電話連絡は医療事務が対応しており、そのほとんどが役職者向けのものでした。私自身が病院に在籍していた7年間の内、外部からの連絡は数回しか記憶にありません。

訪問リハビリでは、ケアマネや主治医など他職種との情報交換を中心に、本人やご家族への連絡も頻回になります。大勢のスタッフが傍らにいる状況での連絡のやり取りはまごつくことも多く、慣れるまで時間がかかりました。

伝え方ひとつで信用されたり、逆に勘違いされクレームとして処理されたりなど、わかりやすく正確に対応することの意味を再認識しました。

戸惑い(3)リハビリ技術以外の医療知識全般を求められる

理学療法士が働く場合、大半の人は病院や介護施設などに勤めることが多く、周りにたくさんのスタッフがいる状況がほとんどでしょう。しかし、訪問リハビリでは利用者さん宅に出向くため、医療従事者は自分一人です。

そのため血圧や体温などのバイタルサイン、浮腫や末梢冷感などのフィジカルアセスメントを適切に判断する知識が求められます。私が最初に戸惑いを感じた部分であり、これに関しては苦手意識を持っているセラピストも多いのではないしょうか。

歩行などの身体機能だけでなく、健康状態は日々変化していきます。責任感を伴いますが、日々正しい知識を身に付ける努力をすることで、自信とやりがいをもって業務を行えています。

戸惑い(4)利用者宅にお伺いしているという感覚が大事

病院勤めをしていると、患者さん自身は診て頂いていると感じる方が多く、感謝されることはあっても不満などを話される場面は少ないです。
ところが、利用者さん宅に出向くと立場が逆になることも多いようです。病院と同じ対応でも、リハビリの内容や言葉遣いなどに気になることがあると、直接的に訴えを伝えてくることが多い印象です。

病院という母体に守られていたため、患者さんには知らずに失礼な対応をしていたのではないかと反省しました。しかし現在では、丁寧な対応は満足度向上にも繋がると実感できています。

訪問リハビリには戸惑い以上に、生活に密着できる魅力がある

いかがだったでしょうか。当たり前と思われる部分もあったかもしれませんが、意外と見落としがちなところだと思います。

利用者さん宅でリハビリを行っていると、病院で介入していた際にもう少し工夫できたのではないか、など新しい発見に繋がります。この記事が、在宅リハビリに興味をもって頂く一助となれば幸いです。

ライタープロフィール
ナオ
綜合病院にて急性期から回復期、維持期にわたり症例を経験し、術後離床から訪問リハビリに至るまで様々な知識を修めてきました。
現在は訪問看護ステーションにて、日々の生活を手助けできるよう奮闘しています。

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