病院リハビリ経験者の私が訪問リハビリの仕事に就いたきっかけ

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私は病院でのリハビリ病棟の立ち上げや管理者として10年間働いてきました。そんな私が、訪問リハビリの仕事に就くことになったきっかけは、あまりに回復期へ再入院してくる患者さんが多かったからです。
在宅での訪問リハビリをしっかり行っていれば再入院してくることはないのではないかと考えたのです。

訪問リハビリの間違った認識

病院でOTに従事していた私にとって、訪問リハビリのイメージは在宅でゆったりと関節可動域訓練をしているといったものでした。バリバリ働きたい、研究もしたいと意気込んでいた私には、在宅でのリハビリは物足りない感じがしていたのです。

病院でも中堅OTとなってきた5年目に回復期病棟の責任者となりました。その時にびっくりしたのが、圧迫骨折や大腿骨頚部骨折の患者さんのリピート率が高いことでした。せっかく3ヶ月ものリハビリをして退院したのに数ヶ月、早ければ数週間でなぜ再骨折してしまうのか疑問でした。

在宅でいったい何をしていたのか、再骨折などしないように何か出来ることはないのか…そんなことから訪問リハビリに興味を持ち始めました。

訪問リハビリへ転職

訪問リハビリに興味を持ち転職するにあたり、実際に私の住んでいる周辺の現状を調べることから始めました。都道府県によっても、訪問リハビリの利用率には大きな差があることや、訪問看護ステーションの事業所数にも大きな差があることが分かりました。

幸い、私の希望している勤務地にはいくつかの事業所があり、すぐに転職先が決定しました。

しかしすぐに最初の壁にぶつかることになります。私の勤務する地域の訪問リハビリの利用数は少なく、なかなか依頼はありませんでした。ケアマネージャーやソーシャルワーカー向けに勉強会などを開き理解を求めることから始めることになりました。

訪問リハビリでしか見ることのできない生活場面

病院勤務から訪問リハビリへ転職する際に確認しておきたかったことがあります。それは回復期から退院する際に家屋調整を行いますが、それが本当に生かされているのか、退院後にもリハビリなどの運動は続けているのかという疑問です。

実際に訪問リハビリを始めて、病院では気付かなかった細々とした日常生活上の問題点に目が向くようになりました。部屋に手すりをいくつも置いたはいいが使用していないものがある…というように、徐々に病気が進行する症状の人にはその時その時の対処が必要なのです。これは、病院にいたのでは気が付きませんでした。

訪問リハビリはOTが活躍できる分野

実際に訪問リハビリとして在宅への介入を始めて見て思ったことは、在宅でのリハビリこそOTの専門性がいかんなく発揮される場所なんだということです。

日常生活上の細かな問題点を発見しそれを解決していくには、病院などではなく実生活の場なのです。

これからの医療はどんどんと在宅での医療へ変わってきます。いかに在宅生活のQOLを上げるのか、関わりを持つOTに求めてられていることではないでしょうか。

OTこそ訪問リハビリで活躍できる

私にはこの10年で訪問リハビリへ転職するきっかけがいくつかありました。皆さんにも思いつくのではないでしょうか。
なかなか転職をするのは勇気がいることですが、OTとしてのスキルアップを図るなら訪問リハビリを経験することをお勧めします。

 

ライタープロフィール
main.mam
回復期の立ち上げを2か所で経験し、夫の転勤で福岡へ来ました。回復期病棟の責任者を経験したのちに訪問リハビリへ転職しました。現在は保育園児の子供を育てながら訪問リハビリを行っています。

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