訪問リハビリのサービス内容と制度|訪問介護の基礎知識

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訪問リハビリとは、介護保険・医療保険制度で利用できるサービス。自宅に専門のリハビリ職員が訪問して、実践的なリハビリを受けることができます。できないことや不自由に感じていることを、リハビリのアプローチで解決を目指し、生活の質を向上するためには、必要となるサービスです。

(2016年6月時点)

1.訪問リハビリとは?|訪問介護の基礎知識

訪問リハビリとは、住み慣れた自宅にリハビリ専門の職員が訪問をし、自宅の環境に合わせたリハビリを行ってくれるサービスです。訪問してくれるのは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の国家資格を持った職員になります。

病院などで行われているようなリハビリとは違い、実際の生活の場である自宅でリハビリを行うため、より実践的なリハビリができることが特徴になります。自宅で生活するための機能を維持していくには、日常生活の中で家事などの日常生活動作を行うこと、それがリハビリになる、「生活リハビリ」を継続する必要があります。生活リハビリの定着に必要不可欠なサービスだと言えます。

2.訪問リハビリのサービス内容とは?

訪問リハビリでは、機能維持・向上を目的としてその方に合わせたリハビリメニューを考えてくれます。歩行訓練や着替え動作、入浴動作、食事動作、トイレ動作、家事動作などその方の生活や困っていること、できないことに合わせてリハビリを行います。

また言語聴覚士によるリハビリでは、食事・水分の飲み込みが上手にできない方の嚥下訓練や脳梗塞後の言語障害が残った方の言語訓練も行ってくれます。
また、「自宅で転倒する危険がある場所などに手すりをつける」というような、住宅改修のアドバイスや歩行器、杖などの福祉用具の選定もしてくれます。

3.どのような人がサービスを利用するの?

基本、介護保険制度のサービスになりますので、要介護認定を受けている方で「要介護1~5」「要支援1、2」の方であれば、利用することができます。
利用する方は、生活の中で不自由や困り事を抱えている方が多く利用されます。例えば、「買い物に行きたいけど近所のスーパーに歩いていくことができない」「足が上がらないので、お風呂の湯船に入れない」「食事のときにむせる」「話をするときに、はっきり話せずに話しづらい」などの不自由さを感じている方が利用されます。

基本介護保険制度が優先になりますが、難病の方の場合には、医療保険制度での訪問リハビリになりますので、注意しましょう。
医療保険と介護保険の訪問リハビリは、リハビリの具体的な内容については違いはありませんが、医療保険の方が時間が長く行うことができます。

4.訪問リハビリと訪問看護リハビリの違いは?

介護保険制度の訪問リハビリは、病院、診療所、介護老人保健施設でしか行えません。そのため、訪問リハビリを行う事業者は、限られています。お住まいの地域によっては、一件もない場合があります。訪問看護のリハビリも訪問リハビリも、国家資格を有している職員が自宅に訪問して、リハビリをしてくれますので、内容の違いはありません。
訪問リハビリの事業所が少ないため、自宅でのリハビリを受けている方は、ほとんどが訪問看護のリハビリを受けている方です。

5.訪問リハビリは生活の質を上げるサービス

訪問リハビリでは、自宅で生活していて不自由なことや困っていることを、リハビリによって解決するサービスです。自宅での実践的なリハビリにより、活動範囲が広がったり、自宅でできなかった家事ができるようになったり、生活に様々な変化が生じます。
そのような変化が生きる喜びにつながり、生活の質が向上します。訪問リハビリはただ機能向上するだけではなく、生活にハリを与えるサービスと言えます。

writer
もりぞう

福祉系学校を卒業し、11年医療ソーシャルワーカーとして医療機関に勤務。その後、一生を通じた支援をしたいと思い、介護支援専門員へ転身。
現在34歳。東京都渋谷区の居宅介護支援事業所の管理者・ケアマネージャーとして在宅介護の相談・支援を行っている。

保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員

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