貴院の診療体制を教えてください。

当院では、在宅患者約140名、外来患者700〜800名を対象に診療を行っています。在宅患者のレセプト算定は、ココメディカに80名分、残り60名分を院内の事務スタッフが担当しています。
在宅医療を始めたきっかけは、父が長年往診を行っていた診療所を私が継承したことです。地域の患者さんにより深く貢献したいという思いから、継承後は在宅診療の体制を強化してきました。
長年、自院のスタッフだけで業務をまわしてきましたが、継承から10年以上経った頃に、業務の質と安定性を高めるため、アウトソーシングの導入を検討するようになりました。

ココメディカ導入前に、どのような課題がありましたか?

在宅のレセプト業務は、外来と比較して専門性が高く、負荷も大きいため、院内でも体制を分け、在宅専門の担当者を配置して対応していました。
私自身も在宅業務に関わりながら診療してきましたが、3年前に医師が増えて診療数が拡大したことをきっかけに、より効率的かつ持続可能な体制構築のためにアウトソーシングの必要性を感じるようになりました

導入のきっかけや、決め手は何だったのでしょうか?

千葉で開催された在宅医療連合学会で、ココメディカのサービスに出会いました。他にもいくつかの会社が出展していましたが、「診療所のやり方に寄り添ってくれる」点に最も魅力を感じました
また、在宅医療に特化した実績やノウハウが豊富な会社と連携することで、院内の事務員にも良い影響を与えてくれるのではという期待もありました。

実際に導入してみて、運用はどうですか?

レセプトに関する情報を、ココメディカのスタッフとチャットでタイムリーに共有できるので、非常に助かっています。
また、これまでの自院の方針や運用を尊重して対応してくれている点も大きな安心材料です。導入後もスムーズに運用できており、現場のストレスも減っています。

導入後、どのような変化がありましたか?

算定できるはずだった項目の見落としに気づけるようになり、事務スタッフのスキルアップにもつながっています。
また、日々の運用面でも丁寧なフィードバックや打ち合わせを重ねながら、一緒に質の高い体制を作っていけているという実感があります。
こうした形でこれまでの方法をアップデートできているのは、とても心強く、今後も継続していきたいと考えています。

同じような課題を抱えるクリニックに向けて、メッセージをお願いします。

在宅のレセプト業務は専門性が高いため、「外来以外も対応できる人材が見つからない」といった悩みを持つクリニックは非常に多いと思います。
実際にそういった問い合わせをいただくことも多く、私はそのたびに「ココメディカを活用しています。とても良いサービスです」とお伝えしています。
当院では、今後患者数が増えた場合も、内製にこだわらず、ココメディカに積極的に依頼していく方針です。
柔軟に外部の力を借りることで、診療の質を維持しながら、安定した経営が実現できると感じています。